January 31, 2009

糸縒り

昨日夜から雨。結構強く降りました。
今日も朝から雨。どうなんでしょう?
つまり氷点下まで下がっていません。

今日、一連の大麻を使った畳糸の製作がありました。
昨年11月、麻績(おみ)をした大麻の繊維をいよいよ糸に仕上げていきます。
使う道具はこれ。

(これでかるく糸に縒っていきます)


(これで縒った糸を2本あわせて一本の糸に仕上げます)


「糸縒り機」のつかい方はこう。

(足踏み式です)


(出来た糸の束)


これを「合せ機」にかけます。

(こんな感じに糸を掛けていきます)


(これを回すと、日本の糸が縒れて一本に よくできてます!)


(出来た糸を稲藁でしごいて仕上 これが力がいる作業なのです)



あ、出来上った糸の写真を撮るの忘れてしまいました。
出来た糸は今度、寒い朝(ー10℃以下)に雪の上にさらします。
いよいよクライマックス。

でも明日は気温下がりそうもないし、(まさ)は出張だし・・・・。

January 28, 2009

記事追加しました「マイ小麦でピタパン作り」

昨年12月22日鬼無里小学校(2年生)にて(とこ)が教壇に立った(?)時の様子や感想です。

http://blog.sonomano.jp/index.php?blogid=5263&archive=2008-12-22

これを行うに関して学校から正式な要請(?)があったわけではありません。担任の思いつきが実を結んだ様な感じです。
おかげで、肩の荷を下ろして気楽で楽しい授業になりました。

担任の裁量でこんなことが出来るなんて!

January 26, 2009

助かるけど、大丈夫?

このところ気温はそこそこ冷えますが、雪が全然降りません。
ちょっと前は妙に暖かい日があったり聞くところの鬼無里の冬ではありません。
今朝も地元のおじいちゃんが、「前はこのころまでに2,3回は屋根の雪下ろしをしたんだがなぁ・・・。」といってました。今屋根に雪はほとんどありません。
「最近は雪がホント少なくなってー。」とはこの地に来て何度聞いた事か。
そう言えば昨年の冬も雪は少なく、1月中旬に来たときに「こんなベチャベチャの雪がこの時期に降るなんて・・・。こんなこと無かった。」と聞いた事を思い出しました。
雪が少ないのは、以前から思っていました。というのは、(まさ)の母方の実家が長野の志賀高原のふもとで子供の頃からよく冬に遊びに来ていました。そこは善光寺平(平野)のはじっこでそれほど雪深いところではありませんが、それでもいつも雪は積もっていました。子供の頃は雪で遊ぶのが楽しくて楽しくて。
それがいつの頃か、大人になりスキーなどで志賀高原に行くとにそこを通るとたびに、雪が積もっていることはほとんど無くなってなんとも寂しい気持ちがしました。

温暖化。

目に見える現象としてそれを実感していたようです。
どうなんでしょう。この先は。
簡単だけど過去の降雪を調べてみました。
2005年〜2009年の長野(市街)の降雪日数です。

年|月 ・ 12 ・ 1 ・ 2 = 計
------------------------------------
2005 ・ 1/2 ・ 3 ・ 0 = 4/2
2006 ・ 4 ・ 3 ・ 1/2  =8/2
2007 ・ 0/2 ・ 2/1 ・ 0/1 =2/4
2008 ・ 2 ・ 2 ・2 =6
2009 ・ 0 ・ (1)
(/の後の数字は雨)

過去四年12・1・2月の降雪(水)日の合計は概ね6日以上。
でもことしは今のところ1日だけ。
これだけでは何とも言えませんが、これに近い年は2007年。この年鬼無里では雪は大したことはなかったときいています。では比較的よく降った2006年はやっぱり合計10日も降っています。
このまま行くと昨年より雪が少ないということに。
降らなきゃ降らないほうが楽だど、降るときに降らないと何だか不安にもなります。
地元のおばあちゃんなど、「温暖化のおかげで雪が少なくて。」と喜んでる場合もありますが・・・。
さてさて、どうなりますか。

昨日、友達のお宅で偶然にもこんな映画(DVD)を見てしまいました。「不都合な真実」。
地球における温暖化の影響が非常にわかり易く描かれています。
そうならないためにも、来年こそは薪ストーブをいれるぞ。

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窓ガラスに自然が描いたヌーボー柄?見事なフラクタル幾何学模様!


January 23, 2009

雪のスクリーン

早朝2℃。雪ならぬ雨が降っている。1月もこの時期に・・・雨ね〜。

昨日長野の地方紙「信濃毎日新聞」で」こんな記事を見つけました。

『雪のスクリーンで映画祭 2月、斑尾高原で 』

スクリーンを雪で作りそこに映写する映画祭。スゴク気になります。
この十年近く映画からはるか彼方へ遠ざかっていましたが、かつては無類の映画好きの(まさ)。単館物を中心にずいぶんいろいろなところで映画を見てきましたが、雪に映写するなんて聞いたこともありません。
その頃こんな企画があれば何を差し置いてでも見に行くんだけどな〜。
でも寒いんだろうな〜。
ここからだったら近いといえば近いのだけど、鬼無里でもやりたいな〜。
高さ4メートル、幅6メートル、厚さ2メートルのスクリーンだって。作るのも大変だな〜。
演目はフィンランドのドキュメンタリーを中心に上映するらしい。詳細は分からないけどフィンランドといえばカウリスマキ兄弟など上質な映画をつくるところ。ますますいいな〜。
ウォッカでもくぃっとやりながら見るのかな〜。
子供にも見てもらいたいって。いいね〜。

詳細はここで
http://www.snowcollective.com/home


このところ忙しさにかまけて重要な行事「どんど焼き」についてアップするの忘れてました。で、いまさらながら書きました。
2009年1月11日

January 20, 2009

鬼無里(長野市)の水道事情〈その2〉

本日大寒。今朝の冷え込みはさほどでもなく−6℃ほど。

http://blog.sonomano.jp/index.php?blogid=5263&archive=2008-12-16
のつづき

長野市に合併後、その運用が市の基準に変わりつつあります。それはすなわち都市部の基準を山間地に当てはめようと言うもの。はたしてそれがどこまで可能なのか。今いろいろなところで歪みが生じています。
上水はともかく下水の話。
画期的な合併浄化槽運用システムを採用した旧鬼無里村。鬼無里のような山間地で下水道が完備されていなくても、下水道と同じような感覚で生活排水を処理でき安心できます。
村の時代から現在までその使用料金をどう算出しているのかというと、いたって簡単明瞭。基本料金に生活者の頭数を上乗せします。つまり『定額制』ということです。人数が多ければそれだけ使うでしょうということ、それだけです。どれだけ使おうが月々の料金に変化はありません。これ自体考え方次第ですが、これでいままで何らかのトラブルは無かったようです。
これが、市になって市のやり方に統一しようということになってきました。つまり『従量制』に変えようということです。長野市街もそういうことになっているということなのですが、上水道の使用料から下水の使用料を算出するということです。
このやりかたはおそらく日本中の多くの地域で採用されている方法なのではと思います。
これを鬼無里のような山間の田舎に当てはめようとすると簡単に行かない部分があります。つまり、下水を使用していても必ず上水を引いているとは限らないのです。
現在鬼無里においては上水は引こうと思えばほぼ全域で可能らしいのですが、それ以前から水の豊かな地域では、個人または数軒共同で引いた地元水道というものが多く普及しています。きれいな湧き水や沢水をそのまま引いているのですが、使用料ナシの上になんといってもうまい。これが安定して供給されればわざわざ上水を引くこともないのです。
ソノマノの舎でも現在四軒で湧き水を引いていて、上水は引かれていませんでした。
こういう世帯において下水料金の従量制を適用しようとせれば下水側にメータを付けるか、地元水道にメーターを新設するしかありません。下水に付けるメーターは非常に高価で現実的ではないそうです。そこで市は地元水にメーターを新たに設置するということにしたそうです。
問題なのはメーターを付けるにあたっての費用や管理。設置する費用事態は市で持つということになったのですが、管理維持は個人で、というところが問題。もし壊れたりすれば個人が修理しなければなりません。市の都合で市が設置したものを個人が管理するというのは何とも理不尽。多くの住民から反発が出て対応が決まっておりません。揚げ句の果てに浄化槽を撤去しろといいだす方も出てきたと聞きます。
従量制事態公平で悪い制度ではありませんが、馴染む地域と馴染まない地域があるということなのです。
これに似たことは上水にもあり、今だ申請中で工事の始まらないソノマノとしては理不尽ながらそれに従わざるおえないのが実情です。
何でもかんでも市街と同じにというわけにはいかないというのが、市街地中心の考えでは分からないようです。たとえばこんなこともあります。
上水のメーターの使用料を今までは冬期暫定料金としているそうです。どうしてかといえば、メーターの上に雪がどうしても多く積もってしまう家が多く、事実上メーターを確認するのが不可能なのが理由です。春になって、冬の分を精算するとのこと。合理的だと思います。これを市街地と同じように冬期も含めメーターを確認せよとなったそうです。
こんなことも分からない市街地のお役人。困ったものです。


石垣になぜか出来る超ナマコ壁