October 28, 2009

氏神様のお祭り

今年も氏神様のお祭りです。
といっても、これを詣でる各家の家長が集まって一杯いただくのが主な行事。
夕方から、近くの料亭??で鍋を囲んで7人で、お酒もたんといただきました。


(夕方 産土様から)


土蔵改修 その2

今年は米や麦など収穫も出来、今後これらを保存する場所が必要になってきました。
そこで、今まで昔の農機具保存庫となっていた土蔵のひとつを大掃除・改修することにしました。
ここには、「ハメ(嵌め)」という穀物保存庫がもともとあり、これを綺麗に掃除・改修すれば使えるのですが、何せ、ンー十年ほとんど手付かずの土蔵です。痛みも汚れも半端ではありません。ハメだけでなく一部屋出来るだけキレイにしようと、ネズミのは入りそうな穴などすべてコンクリートで塞ぎ、床板を剥がし掃除します。

(これがハメ 前の蓋は簡単に外れます
結構大きい)


ハメは二日がかりで何とか終了。中に残っていた籾や埃などしっかり掃除し、ネズミの開けた穴を補修しました。


(蓋をしたところ)


ハメの多くはケヤキで出来ていて、非常にしっかり出来ています。これはネズミにかじられにくくする為で、ケヤキのような堅木が使われるようです。それでも、時間をかけて?しっかり穴をあけることもあるようですが(そういうところは先人が補修していました)、ほとんど途中で諦めているようです。
ハメはあまりしっかり出来ているので、ばらすのは非常に大変。移動も不可能です。で、これの床板を剥がすのは諦めました。
2階にあがる階段(収納できる箱が組み合わさっている)も掃除しそこの床板を剥がしてみることにしました。
他の床板はさほどでもありませんでしたが、ここは一番痛みが激しそうです。
床板の修理と階段(箱)の掃除の為、上の段から順番に外しますが、なかには色々なものが入っていました。
嬉しいものとしては「お膳」。9膳ほどありました。その他にも麻袋や藁で出来た袋が沢山。
一番多いのが籾を焦がしたもの。一番下の大きな箱一杯に入っています。これは、この時期各農家が今年採れた稲のもみ殻を煙突をたてて作っているもの。田んぼの肥料・消毒に使います。この大量のそれは、その用途として、しっかりソノマノの田んぼで使います。助かります。
ちょっと不思議なものに「牛乳瓶のフタのカバー」の様なものがどっさり???



よく分りませんが、かつて牛を飼っていたことがあると聞いていますので、乳牛でもあったということでしょうか(農耕用と聞いていますが)。とにかく半端な量じゃありません。3重になっていて、クラフト紙のような紙の間に油紙が挟まっています。
可燃ゴミとして出すのももったいないく、よく燃えるので、風呂で炊くことにします。これだけで2・3日は風呂に入れそう。



あと見事な味噌桶が3台も、それも、水も漏らずしっかりしてます。中にはおそらく30年ものの味噌が2抱え分ほど?(20キロ位?)入ってました。さすがに味噌の芳純な香りもなく食する気も起こりませんでしたが、ちょいと舐めた強者によると、「味噌とは違うしょっぱいもの」と言っておりました。んー。
さ、この桶、何に使おうか・・・。
色々???なモノが出てくる、これがおもしろい!

記事追加

早朝11℃。朝もや。
来週半ばからいよいよ冬の予報。

10月25日に記事を追加しました。

October 26, 2009

おごるな民主党

25日長野市長選挙がありました。
現職が立候補表明し、国政で勢いに乗る民主党も候補者擁立を画策し候補者を一般公募?までしたのですが。
現職はセメント一族。よって、「作り物」が大好きで建築的に趣のある市民会館を老朽化に伴い建て直しするとし、隣にある市庁舎を同様建て直すといいます。
また、チョイと話題の浅川ダムなどその手の話題はつきません。
一方対立候補を擁立する民主としては国政と同じく無駄を省くということで選挙に望むことになり、その事自体ソノマノにとって好ましい思うことではありますが。
それとは別に早くからもう一人立候補者がおり、聞くところによると、かの田中康夫前長野県知事を実現した市民会派が擁立したといいます。

田中康夫前知事の方針は作り物に関しては、今の民主党の方針と多くが合致しているように思えます。その政策のはしりと言える前知事を支えた市民グループの擁立候補となれば当然民主党の擁立候補とも政策的に似たところもでてきます。
民主党も擁立に際して「市民グループの擁立候補」を支援する事も画策したようですが、最終的にお互いに折り合いがつかず物別れに終わりました。民主党はマニフェストの完全順守を望んだのに対しそれを拒まれたからだと聞いております。
そこで引き下がればよかったのですが、なんと公募した多くの中から?、同日行われる補欠議員選挙の立候補予定者を立ててしまいました。正直どういう方かはよく分かりません。
これがどういう結果をもたらすか・・・。

25日に行われた参院補欠選挙では民主全勝とうたわれていますが、各地首長選挙では負けています。長野も同様大差で負けました。よほど投票率が上がらない限りこういう結果になることは分かっています。今回の民主党に限っては可能性は無かったのです。なのに、なぜ・・・。(現職にあいそをつかしている まさ)

記事 [more...]

緊張しました

早朝10℃。温かい。雨が降っています。
先週、いろいろな事が有り過ぎました。

二棟続きの土蔵のうち、手付かずの農具保管庫と化していた奥の土蔵の収蔵品?の整理から始った先週、旅一家の再度訪問。「おでやれ鬼無里ブナの森・奥裾花地域山岳振興フォーラム」の余興としての神楽囃子の披露に向けての練習と本番。新たなデザインの依頼など。。。
昨日は、PTAの活動の後、「信州麻プロジェクト協議会」の活動のひとつ、「大いなる信州麻展」の撤収。
くたくたです。
ブログを書く間も無く、その間にも山々の色づきが日々深まってきます。

今や色鮮やかな霊峰?虫倉山の麓にあるソノマノの集落は、鬼無里でも最も高いところに有る虫倉神社の祭礼を行います。この時奉納される獅子の舞いと神楽囃子を行うのが「鳴り役」と称する若者?たち。当然若い?(まさ)もやるじゃないかと言うことで練習に誘われておりました。
通年春の祭典にあわせ2月ごろから練習に入りますが、今年は、我が上平班が、先に書いた「おでやれ・・・ぶな・・・山岳・・・」のシンポジウムの会場で御披露するという名誉に授かり、夏から練習に入っておりました。その成果がいよいよ24日(土)に発表されたのです。
当然、それに通じた技能の要求される事ゆえ、笛や太鼓の右も左もわからぬ(まさ)は見習いということで、今後のために多くの練習に参加しては聞き耳を立て、目と耳を肥やすことに専念してきました。が、本番直前、いよいよ最終仕上の、後1日練習日を残す時になって、おめぇ獅子のホロ持ちやってくれねぇかとのお声。

えぇっ???

とにかく人前で演ずることを大の苦手とする(まさ)にとって獅子を行う事は全くの想定外。
獅子は2人で演じますが、前で獅子の面を操るものの技量に比べて後でホロを持って演ずるものの動きはそれまで全く見えていませんでしたが、それほど難しいものではないだろうと思いイザやってみると・・・難しい!
まず、ほとんのど間両手をあげてホロを持ち立っていますが、それ以外にもホロを畳んだり広げたり、ヌサなどを渡したり受け取ったり、そのタイミングと手際よさが悪いとすべての進行を狂わせてしまい・・・結構責任重大です。
うまく行きません。練習最終日も・・・うまく出来ませんでした。が、だいぶコツ?が掴めたような。そして当日。本番前のリハーサル。やっぱり思うようにうまく出来ず・・・大丈夫か?!
獅子や囃子がないと練習が出来ず、自主練もままならない状態での本番。どうなる。

結果として、想定外の会場レイアウトと言うアクシデントにもめげず出来ました!!!たぶん。
といっても、完璧なものでは有りません。ただ、自分で出来得る最高の出来ではなかったでしょうか。気が付くだけでささいな?ミスはいくつか有りましたが。
とにかく獅子が大きく見えるように、元気に演ずることを心がけました。
大きな拍手に、鳴り方一同成功の確信を得て、みな意気揚々とその後の打ち上げに臨んだのでした。
普段は祭りといえど、ほとんど地域の方々しかいない中での神楽囃子。二百人を越える見知らぬ観客とホールでの演奏。歴史的希有な出来事に参加出来たことに感謝。そして、この大抜擢を承認してくれた鳴り役や地域の皆さまありがとうございました。


(裏の紅葉 見頃です)