November 30, 2009

干しに干したり

早朝4℃。昨晩の雨は上がりました。

この頃めっきり日が短くなりました。
山上のお向かいのお宅の裏にあるトガの木(イチイ)の枝など払ってくれ、少しはマシになったのですが、それでも10時過ぎないと陽はソノマノには当たりません。
とはいえ、冬に備え色々なものを常に干しています。
早く刈った大豆はずっと干してますがまだはじけるところまでいかず軒下に干しっぱなし。
今年はよく採れたネズミ大根も毎日外に出しては干してます。
大根の葉っぱも残さず干して、野菜の少ない冬から春先に備えています。
そして今年も大量に生った柿。ほぼすべて干しました。
今年は不思議と甘いソノマノの柿でしたが、その多くを干し柿にすべく干しています。
その数およそ800個弱。ソノマノの柿は小さいので、とにかく数で勝負。密かに1000個はいくかなと思っていたのだけど、ちょっと届かず。
今年も美味しい干し柿になってくれるでしょう。



昨日、旧八坂村(鬼無里からおよそ1時間ちょっとくらい)のカフェポレポレにクロージング感謝祭ということで行ってきました。
ゲルやティピーの建つ会場で、ゆったりとしたライブ演奏や美味しい料理やスィーツを楽しんできました。もちろん無農薬の産直野菜も売ってます。
八坂は美麻のお隣、同じ大町市になります。鬼無里とは違い安曇野平野に面していて空が開けて北アルプスもちょっと間近に見えるところ。
移住者がもともと多いらしいのですが、ここ数年増えているとのこと。
鬼無里でこのようなイベントは何となくそぐわないのですが、ちょっと行けば田舎ならではのこんなまったりしたイベントもあるのですね。

追記・・・
今朝、先のお向かいさんからそちらになってる柿を採ってもいいよとの申し出があり。時間があればあと200個ほど頑張りますか。

12/3
百個ほど追加しました。

November 28, 2009

え?!もう?

ここ数日暖かい日が続いています。
昨日など長野市街では車の窓開けてちょうどよいほどでした。

で、まさかとは思いましたが、間違いいありません。
発見されました。春一の旬の味「蕗の薹」。
来ていたお客さんの発見ですが、ソノマノの目の前の水路脇に。
早速もいでおみやげに。
さっと他の場所も探しましたが他では見つかりませんでした。

食べるのはやめました。これはやっぱり冬を越えてのお楽しみ。
長期予報ではこの冬は暖冬らしい。もうすぐ師走。これから冬本番というときに春の予感。



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November 21, 2009

蕎麦の吸引力

決して蕎麦が粘っているわけではありません。 蕎麦といえば・・・。

東京で蕎麦をいただく。星の数ほど蕎麦屋はありますが、
一)立ち食い蕎麦、、、ほとんど駅前にあり、安くて早いだけが取り柄。ざるなんてありません。
二)街の蕎麦屋、、、値段はそこそこ、味もどうってことありません。
三)ちょっとコジャレタ蕎麦屋、、、値段はちょいと高め、味はそこそこ。
四)めちゃくちゃ老舗もしくはこだわり手打ち蕎麦屋、、、値段は高い!味はいいけど、量が少ない!
というわけで、あまり蕎麦を味わって食べる余裕なんてありませんでした。本当にうまいと思う(四)の店なんて入っても量や値段が気持ち良くありません。で、蕎麦なんて時間のないときのお助け料理(屋)程度でした。
鬼無里に来て蕎麦が身近になり、本当に(!)「蕎麦」というものを気持ち良く味わえるようになったといいものです。値段はそこそこ、味は良し、しっかり量もあり満足です。自分で蕎麦を打てるようになれば、思う通りに(?)蕎麦を作ることも夢ではありません。

で、蕎麦といえばお隣戸隠。いま新蕎麦の時期で、大変賑わっています。
そんな戸隠でソノマノパン、デビュー。
戸隠の数ある蕎麦屋の中でも集客力が屈指の「うずら家」さん。縁とご好意でうずら家さんの駐車場でパンを売ることが出来るようになりました。
今回で二度目。土曜ということもあり昼前に行くと店の前には行列が・・・。うずら家さんにとってはお客さんに並んで待ってもらうのは申訳無いと、少しでも楽しんでもらいたいとの思いからのこと。
ちょっと離れた駐車場も目一杯車が止まっています。その一画で、ソノマノカーのリアハッチ開けて早速販売開始。
うずら家さんには五十分待ちのお客さんが列をなしています。ひっきりなしに当然駐車場の車もよく出入りします。来たお客さんはわき目も振らずにうずら家さんに向かいますが、帰るお客さんは気持ち良くゆったり車に帰ってきます。お腹が満足しているにも関わらずソノマノのパンによく関心を示してくれ販売は上々。
十台程止まれる駐車場。よく見ると一台残らず県外ナンバーです。練馬、湘南、富山、名古屋・・・一つとして同じナンバーはありません。すごい!これぞ戸隠パワー、ソバの吸引力です。

地域外の(特に遠方の)お客さんに味わっていただきたい。出来ればお会いして話をして買っていただきたい。そんな思いを果たすのにうってつけの機会です。
これからも、厳寒期をのぞき時々(不定期)でうずら家さんにはお世話になりたいと思います。
うずら家さんのご好意には本当に感謝。そして、買っていただいたお客さまありがとうございました。
ちなみに(まさ)はうずら家さんの蕎麦の味、No.1です。(お世辞抜き)



(晴れていても小雪の舞う寒い天気でした)


November 19, 2009

あおこめ


ソノマノの田んぼで採れたお米、やっと食べることができました!
脱穀から唐箕(ゴミ取り)にかけたところで止まっていて、そのまま土蔵の修理した「はめ」に入っていました。
何故かというと、どうしても玄米のまま食べたかったのだけど、あてにしてた鬼無里のコイン精米所では、籾付きからいきなり白米にしかならず、その対応を考えていたところ近所でいつもお世話になっている(よ)さんが、自前の精米機で籾すりをしてくれることになったのです。助かります。
精米機はちょっと大型の二層式洗濯機のような形です。
コイン精米所が小さなコインランドリー位の規模なのに、同じような機能がたったこれだけでまかなえるなんて・・・。

すりあがった米。よくみてみるとなんだか緑っぽい。
「あおこめ」というのだそうな。ようは出来が悪い、ということらしい。日当たりなど十分でなく育ちきらなかったものだそうな。多少の無理は承知の上での、標高950メートルの米作り。これくらい自分で食べるのだから全く問題なし。最初からうまくいったのでは面白くありません。
早速、晩に圧力釜で炊いてみました。
んー。うまい。ほんわか甘い。炊くといろは普通の玄米ごはんになります。あおこめ何て問題ありません。
きらりん小粒でほんわか甘い。
これって手前味噌?


(ちょっと小粒の「きらりん」
農協も推奨する品種で寒冷地に強く
お寿司に合うといいます)


農協ではあお米がこれだけ有ると三等米だそうです。それも青い部分を除いて。もったいない。

November 18, 2009

ソノマノ愛用品 #1

新カテゴリー「品/ソノマノ愛用品」第一号。
山中の田舎で暮らしてみて、これが無くては、これは便利というような品々を気まぐれに紹介します。

田舎へ移住するに当たって一番最初に揃えた品の一つに「長靴」があります。
とにかく、野良仕事でも畑仕事でも何をやるにも四季を通してこれを履いていれば安心です。
どれがイイか・・・最初に買うのにホームセンターで見繕うのにそんなに迷うことはありませんでした。
「親方寅さん」。まずオレンジエンブレムの名前に目が留まりました。コジャレタ長靴や、年の変哲もなくタダ安いだけの長靴の多い中、何か異彩を放っています。同じようで何かが違う。
説明を見ると強度3倍、つま先に安全靴同様プロテクターが入っているとのこと。そのうんちくとオレンジエンブレムに迷わず決定。値段は高めですが長く使えれば。
結果は上々。1年半毎日のように履き続け近ごろやっと穴開きを確認。晴れの日も、雨の日も、雪の日も、草刈りも薪割りも、よく頑張ってくれました。初代寅さんはやっと引退。二代目寅さんの登場となりました。
二代目頑張れヨ。

言うことナシの寅さんですが、ひとつだけ、(まさ)にぴったりのサイズが無いのです。何かと使う長靴です。履きやすく、脱ぎやすく、尚且つ足にピッタリフィットが望ましいのですが、初代は24.5cmでピッタリすぎて(つま先プロテクターがあるのでつま先はゴムだけど伸びません)長時間の使用がちょいと苦痛になるときがあったので二代目は25.0cmにしてみました。(ちなみに(まさ)の足サイズは普通25.0〜25.5cm)
当然脱ぎ履きは問題なし。でもフィット感にちょっと欠け少し心もとない感じ。どうかな。


(ゴム長は田舎生活の必需品
いいゴム長との出会いが大切さ♪)