August 24, 2010

獣害


ん〜。今年の獣害はスゴイ!
ムジナやハクビシンなんて当たり前。イノシシに南瓜をやられたのを皮切りにあっちの畑、こっちの田んぼと連日連夜の大騒ぎ。
この間など、夜の8時ころ遠くで豚の悲鳴の様な音がはっきり聞こえれば、翌朝やっぱり近所の畑で稲キビがやられていました。
第二田んぼの隣の大きな田んぼではチョット前にイノシシに入られと思えば昨晩はおそらくシカにもやられました。


(なぎ倒される稲
苦労して作物を作っても・・・
怒り心頭です)


これだけではなく、熊の出没情報もあちこちで聞かれ、ソノマノの近くでも子熊が目撃されています。
ん〜。今年の山はどうなっているのでしょう。

こんな山中だけではありません。だいぶ前ですが、長野の市街地でもイノシシが出没しニュースになりました。
揚げ句の果てには東京の23区内でも野生のサルが捕まったのは記憶に新しいところです。
増え過ぎた獣達は山間部で踏みとどまることなくどんどん里へも進出します。
昔は。このようなことはありませんでした。棲み分けがしっかり出来ていたのです。
人が山に多く(今より)住み、適度に狩をしていたからです。
動物にも人里の怖さが身にしみていました。
集落で目撃されるようになってきた熊。この熊が大人になった時、当たり前のように人里へ姿を現すでしょう。

せっかく捕まえた獣も山に放すことがあります。行政がそうさせます。
動物愛護も行き過ぎると、人も動物も苦しめる結果となりるのです。いい加減にしてほしい!

イネ復活!


いもち病に罹り深刻な状態だった第二、第三の小さな田んぼでしたが・・・見事復活!
ここに至るまで食酢(米酢/フツウに売っている)を薄めて噴霧したり、木酢酢を同様に噴霧する事3回。
このところの好天にも支えられ、見事青々と茂り、穂もきちんと出ています。
いもちの程度によって復活の度合いも様々で、成長にムラがありますが、米酢しかあげていない第二田んぼはほぼ全快。
木酢酢と交互に噴霧していた第三田んぼはムラは激しいけどだこちらもいぶ落ち着いています。
ケミカル農薬使わなくとも、こんな民間療法?で治るまんて・・・すごい!
稲にはなんのリスクもなさそうなので、来年からは転ばぬ先の杖で定期的に撒こうと思う。出てからだとどうしても時間のロスがもったいないので。


(手前の青っぽい部分)


(第二田んぼの様子)





(第三田んぼの様子)


諦め半分だったので、こんなうれしいことはありません。
ところで、このところ肝心第一田んぼに行けていません。
どうなってる?

August 20, 2010

原子力政策を見直そう!


政権が変わっても変わることが無いと思われた原子力政策、でしたが、内閣府が“原発見直し”を問うアンケート(パブリックコメント)を実施中です。

「原子力政策大綱」の見直しの必要性に関する意見募集

http://www.aec.go.jp/jicst/NC/senmon/seisaku/bosyu/100727/bosyu100727.htm

現在日本にはおよそ50基もの原発がひしめいています。
計画中建設中を加えれば70基近くになります。
この国土においてこれはどうなんでしょう。
ひとたび、事が起こればどうなるか・・・
ましてや地震国です。
じつは、田舎へ移住を決めた時、原発の影響がもっとも少ないところは?と思い調べたことがありました。
しかし、あまりの多さに全く見当がつかずあきらめました。(小笠原諸島くらいかな)
原子力がクリーンだ、エコだ、なんて許せない。
事が起こればこんなマッドなエネルギーありません。
ましてや六ケ所村再処理工場では微量ながら垂れ流しもされています。
この機会にぜひコメントしてみてはいかがでしょうか。

日本の原子力発電所(ウィキペディア)

こんな大切なこともっとしっかり公報してもらわないと・・・

プレスリリース [more...]

August 15, 2010

轟く花火


今晩は鬼無里の花火大会。
とはいえ、人口2000人に満たない地域での花火大会です。
盛大と言えるものでは決してありません。
が、しかし、こんな環境での花火です。
成りは小さくともその分近くでゆったりと鑑賞出来ます。
そして、特筆すべきは音。
山間の谷間での花火なので、その音が山々に轟き独特の反響をします。それも間近で聞けばその迫力たるや!
たつたの28プログラムですが、その1発1発を十分噛みしめれば結構お腹いっぱいになります。

(まさ)はこの時、向いの山のてっぺんの鉄塔のたもとにおりました。
花火の警戒で(消防団の)万が一の火事に備えてのことです。
ここでは木々が高く茂り過ぎて花火の全貌は見えませんでしたが、誰よりも近くで見られます。
なかなかの迫力でしたが、何といっても備えてのこと。
少しでも火花が落ちてくれば燃えていないことを確認しなければなりません。
最後のスターマインでは雨あられのように火花が降り注ぎチョイと肝を冷やしました。
結果、何事も無く任務終了。
家族と一緒に見られないのは淋しいですが、火花が身近に降り注ぐようなところでの花火鑑賞。これもまた一興です。


(任務中なのでこんな程度の写真しか・・・)


うちゅう体操場


鬼無里が世に誇れる建築の一つが姿を消そうとしている。
現鬼無里中学校第二体育館。
明治43年竣工の今年でちょうど100年の建物。
出来た当時は雨でも体操が出来ると言うことで「雨中(うちゅう)体操場」といったそうな。
最初聞いた時は耳を疑いました。(普通、うちゅう=宇宙ですから)


(外観は外壁に現代的な素材が貼られているため・・・)


特徴は屋根の構造ににあります。中から見ると梁にも棟にもトラス構造で補強がしてあります。この構造が豪雪も絶えて100年難なく建ち続けた秘訣でした。
無駄な装飾はいっさいなく、実用本位で、生まじめに作られた構造物は本当に美しい。



どこか重大な損傷や欠陥があるわけでもなく、ただ、古くて使い道が無い建物と思われていた?節があり、反対の声も届かず、耐震不敵校舎の新築候補地として解体されると言う事になったものです。今日はソノ「お別れの会」なるものが催されたのでした。



市の教育委員会も文化財課も自分たちの都合のよいようにしか考えていないような・・・。
悔しい限りで本当はこの会にも出たくなかったのだけど・・・。
来月には取り壊される段取りになっていますが、それを止める手段はもう無いのだろうか・・・。
ある宮大工はこの建物を見て、松本のあがたの森公園にある「旧松本高等学校本館」にも引けを取らないか、ある意味それよりも貴重との見解もあるのだけど。