September 28, 2009

妖怪ライト

10月初旬、東京にて某呉服メーカーの展示会があります。
その会場構成と一部ディスプレイを依頼されここ一ヶ月ほどそれの制作をしていました。
その一部の「妖怪ライト」(仮称)が出来上りました。


(いかにも怪しい雰囲気、土蔵の中にて)


切り株の上に生えるライト(切り株はもちろん間伐材)。これは生地(寒冷紗/木綿)で出来ています。
影で表される図案は提供されたのも。もう数種類あります。
尚且つ、写真では表せないのですが、このライトゆらぐんです。風もないのに。実際は光が強弱するということなのですが、この雰囲気でそれはそれは・・・。
全部で18個作ったのだけど、コンセントが足らなく全部を一度に付けられなかったのは残念。
ゆらぎの仕掛けはこのライト。


(1/f周波でゆらぎ/強弱/します)


一見するとつまらないシャンデリア球ですが、下部に回路が組み込まれていてそうなるということ。ゆらぎの強弱のツマミと明るさのツマミがあり調節出来るようになっています。
ローソク程度の明るさで使いようによっては雰囲気ありますね。
普通の電球ですが、定格より低電圧で使用するため、消費電力も少なく長持だそうな。

April 17, 2009

きものディスプレイ

早朝6℃。雨。

今週、東京の某(i )デパート呉服売場で、このところ準備していた「行灯」などを使った売場の構成の仕事をしてきました。
ソノマノとしてディスプレイの仕事を行う。ポリシーは変わりません。本物の素材を使い、長く使える物を選び制作します。
行灯には北信州の伝統工芸「内山紙」を使い、側板は無垢の杉板、墨で塗装してあります。
ライトには蛍光灯を使い省電力を心がけました。
また、着物を展示する衣桁などの什器は、新ブランドのイメージに合わせ、抜本的に設計し直し、全く新しい構造にしました。素材は木(タモ)の無垢材を使い仕上げは蜜蝋ワックス。現代的で伝統的かつ新しい着物の展示のあり方を示すことが出来たと思います。


(分かりにくいのですが床や壁にあるのが照明 新しい衣桁は簡単にばらせます)


この仕事で使うため山から採って行った花です。
http://www.ne.jp/asahi/osaka/100ju/kibusi.htm
名前は分りませんが、清楚でスッとしたところが気に入っています。


(小さな花ですがつまみ簪のような)


「キブシ(木五倍子)」という名のようです。(09/5/31)

April 08, 2009

1周年なのに・・・

え〜!いつの間にか、もうこんなに経ってしまった。
最後の更新から1週間以上。
この間いろいろありすぎて・・・忙しすぎて・・・
それもこの時が移住1周年記念だったのに・・・

で、この間の出来事は追々ということで。

昨日、東京日帰りで、このところ制作に励んでいた「照明」の納品に行ってきました。

例の内山紙を行灯状の照明にしたものです。
ある呉服屋さんからの依頼でデパートのディスプレイ用に作りました。
結構大きな物なのでソノマノカーで運んだのですが・・・車で日帰り大変でした。

行きは高速で5時間半かかり、帰りは一般道で6時間。どうしてあんまり変わらないの?






帰りに高速を使わなかったのは、眠気防止とETC割引の時間を見計らっているうちに着いてしまったからだけど。
夜の国道18号線(雪国街道)でのトラックとのバトルッ!。スリリングでした。
あんな大型トラック高速走ったほうが絶対いいと思う。休日の普通車ETC割引よりトラックの夜間高速料金引き下げたほうが世の中のためなのでは。

August 31, 2008

湧きたつ山々

早朝18℃。曇り。昨日はずっとしとしと雨。

ここ数日雨続き。
秋雨といえばそれまでですが、小屋づくり、畑仕事などはかどらなく少々困りもの。
この時期は行事も多く、今日も山の虫倉神社の秋祭り。
春ほど盛大(?)では無いようですが、雨が心配です。
地域の重大なイベントですが、今回は残念ながら参加できません。

東京(関東)の商業イベント「秋のギフトショー」(有明ビッグサイト)のブースデザインの立ち上げのため東京へ出張です。(まさ)
長くお付き合いをさせていただいている会社のブースで、ある意味革新的で、かつクライアントの意向に沿う中で最大限、ソノマノの趣旨にあっているデザインになっています。
アメリカから取り寄せた無垢の重厚な古材で柱や梁、桁を日本伝統の工法(継ぎ手、仕口)で組み、それをベースにすることによりブースの重大なデザイン部分を何度も使い回すことが出来ます。規模の割に廃棄物の非常に少ないデザインであると自負しております。


(昨年の写真)



(2、3日前の小雨の朝、窓からの風景)