January 03, 2013

三河黒七輪


今年も正月は(まさ)の故郷(愛知県半田市)で迎えました。
12月30日の餅つきに間に合うように行き、昨日(1月2日)に戻りました。
この正月は服(ぶく)なので、鏡餅はナシ。ちょっと淋しい餅つきでしたが、しっかりつけました。

意外なものをプレゼントされました。見事な七輪です。
もともと、愛知県は焼き物の盛んな地域。三河の三週瓦と言えば聞いた事もあろうかと思います。



七輪などもかつては盛んに作られていたのですが、近ごろは需要が・・・。
そんな中でもたった一軒、伝統的な黒七輪にこだわって作っている「杉松製陶」の逸品です。
詳しくはここ。
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November 29, 2010

ソノマノ愛用品 #3


久々の愛用品。
今回は季節柄ストーブ。



これはご存知「アラジンの石油ストーブ/ブルーフレーム」。
東京の冬でも鬼無里の冬でも家族を暖め続けてくれたこのストーブ。
当然灯油を燃やすのでソノマノ生活のポリシーからはあまり好ましい物ではありません。できれば今季から暖房の座を「薪ストーブ」に譲っていただくつもりでしたが、結局間に合わず、今季もお世話になることになり、今季限りの愛用品としての登場です。 [more...]

March 08, 2010

お椀が 直った!


昨日から久しぶりの雪模様。
ただし気温は0度を少し下回る程度であまり寒くはありません。


(春から一変雪景色)


このところ知りあった方の中に、日本ですでに両手両足の指程しかいないという漆かき職人がいます。
彼は、自分でかいた漆を使って塗ることはもちろん木地を彫ることもします。非常に器用で緻密な仕事をされていて、篆刻(てんこく)もこなすというスーパー職人。鬼無里にとって、信州にとって、日本にとって貴重な方です。

じつは、普段使っていたお椀で、ちょっとした事故(?)のため漆をはがしてしまったものがありました。そんなことをお話したら快く修理をしてくれるといっていただきまして、早速お椀を持って伺い、そして念願の修理がとうとう終わったのです。
出来は・・・非常に美しい!完全に生まれ変わりました。感謝!
壊れたから捨てて新しいのを買うのではなく、昔ながらの手作りの品々の多くは、修理してまた使うことが出来るのです。
普段使っていたものが新しく生まれ変わる。今までに増して愛着が沸きます。


(2個揃い 手前が修理してもらったもの
国産の漆は最初艶のないのが普通だそうです)


修理するより買うほうが安いこのご時世。これからはもっともっと修理するということが大切になってくる、そんな世の中になってくるといい。
でもそのためにはあまり大量生産のラインにのらないない本物を高い値段で買う。何と言ってもそれが大事。そうすれば愛着も沸くし、長く使おうという気も起こるというものです。
とにかく、鬼無里の漆でよみがえったお椀。大切に使います。
このような方が鬼無里にいてくれて本当によかった。
今度木工ができるようになったらコラボしよう。

December 10, 2009

ソノマノ愛用品#2

現在ソノマノで唯一薪を常時使う機会は風呂。
ソノマノの舎の風呂は古いタイル製の風呂。引っ越してきた当時は奇跡的に使用可能な灯油を使う湯沸かし器(追い焚き式)がついていて、それを使っていました。いずれ薪を燃やせる物に取り換えるつもりでしたが、ある日、空焚きをしてしまい、恐ろしい思いをしたことが・・・。当然湯沸かし器は壊れ交換を余儀なくされた後に選んだのがコレ。
チョーフのHG-4000S。


(結構ゴッツイ 屋内設置は不可だそうで外に設置)


これは、風呂用のボイラーというより、薪も燃やせる給湯器です。
70リットルのタンクがついていてこれを温めます。使えばその分随時給水され給湯は途切れません。何といっても常にお湯(水)が入っているため空焚きがありえません。沸騰しても安全装置が作動し勝手に熱湯を排水し、冷たい水を給水するので安心です。
そして、薪はもちろん、ゴミでも何でも燃やせるすぐれもの。
一般可燃ゴミの紙クズのたぐいはみんなこれにくべてしまいます。
処理場で無駄に燃やすより、運ぶ手間も省け効率的な熱源になります。
灯油を使うバーナーもついていて、これのスイッチを入れておけば、おおよその設定温度を下回れば勝手に点火してお湯をキープします。普段バーナーは使いませんが、いざというとき助かります。
大きな温度計が正面に付いていて、これの温度を見ながら風呂にお湯を入れていきます。火の様子、薪の種類、風呂に入る時間などを考慮しながらのことですが、慣れてしまえば何てことはありません。
この時期だと二時間くらいはかかります。

薪作りも大変ですが、手間をかけた風呂。もちろん水は山の水。毎日最高です。

November 18, 2009

ソノマノ愛用品 #1

新カテゴリー「品/ソノマノ愛用品」第一号。
山中の田舎で暮らしてみて、これが無くては、これは便利というような品々を気まぐれに紹介します。

田舎へ移住するに当たって一番最初に揃えた品の一つに「長靴」があります。
とにかく、野良仕事でも畑仕事でも何をやるにも四季を通してこれを履いていれば安心です。
どれがイイか・・・最初に買うのにホームセンターで見繕うのにそんなに迷うことはありませんでした。
「親方寅さん」。まずオレンジエンブレムの名前に目が留まりました。コジャレタ長靴や、年の変哲もなくタダ安いだけの長靴の多い中、何か異彩を放っています。同じようで何かが違う。
説明を見ると強度3倍、つま先に安全靴同様プロテクターが入っているとのこと。そのうんちくとオレンジエンブレムに迷わず決定。値段は高めですが長く使えれば。
結果は上々。1年半毎日のように履き続け近ごろやっと穴開きを確認。晴れの日も、雨の日も、雪の日も、草刈りも薪割りも、よく頑張ってくれました。初代寅さんはやっと引退。二代目寅さんの登場となりました。
二代目頑張れヨ。

言うことナシの寅さんですが、ひとつだけ、(まさ)にぴったりのサイズが無いのです。何かと使う長靴です。履きやすく、脱ぎやすく、尚且つ足にピッタリフィットが望ましいのですが、初代は24.5cmでピッタリすぎて(つま先プロテクターがあるのでつま先はゴムだけど伸びません)長時間の使用がちょいと苦痛になるときがあったので二代目は25.0cmにしてみました。(ちなみに(まさ)の足サイズは普通25.0〜25.5cm)
当然脱ぎ履きは問題なし。でもフィット感にちょっと欠け少し心もとない感じ。どうかな。


(ゴム長は田舎生活の必需品
いいゴム長との出会いが大切さ♪)