March 30, 2010

フォレストラッシュって?


このところの冷え込みは真冬並でありました。
今朝は氷点下7度。この春最低気温?
雪も10センチほど積もりました。

ソノマノの友人のいる岩手県宮古市山間部では28日に何と氷点下20度越えだってぇ。
おおよそ気温的なは鬼無里と大差ないところと思っていましたが、その日は鬼無里ではせいぜい氷点下2度程度でした。どういうことだろう、この時期に。臼杵農園大丈夫かー。

以前ランドラッシュについて書いたことがありましたが、今度はフォレストラッシュだって。
何だか非情で異常な土地漁りが、かつてのバブル期の都市部のように、田舎で密かに行われているよう。
この様な話しは以前から風の噂のように聞いていたが、どうやら本当のことらしい。
鬼無里でもひょっとして密かにこの様なことが進行していたら・・・と思うと非情に切ない。
まだ、この地域でこんなになったと言う話は聞いたことはないけど心の片隅で危惧しておりました。
何事もなければいいけれど・・・。ま、とにかく元気な鬼無里であればそんな心配も無用でしょう。


(朝の北アルプス 再び真っ白に 輝いていました)


記事・・・

狙われる国土、森、水、なぜ日本は手をこまぬいているのか
到来するフォレスト・ラッシュ(森林争奪)時代
(日経ビジネスオンライン)

 レアメタル(希少鉱物)やレアアース(希土類)の市場が熱い。農地も世界各地で争奪戦の様相だ。西欧や産油国、中国などが、積極的に農地を求め、支配下に置いている。ゴールド・ラッシュ、オイル・ラッシュにつづいて、ランド・ラッシュ(土地争奪)だ。

 森林にも触手が動いている。米国の有力投資家たちは現地法人を通じ、ブラジル・アマゾン流域の森林を買収する。その森は生物多様性の観点から最も多様な種を擁して、しかも世界の肺ともいわれるエリアだが、それらを遺伝子組み替えの大豆畑にするという。

 日本国内でも、さまざまなセクターが山林買収に乗り出している。過去10年間の土地取引件数(5ヘクタール以上)は、ここ数年で急増した。年間800件(2000ー2002年)だったものが、1100ー1200件(2006ー2008年)に増えた。40ー50%の増加だ。

 その総土地取引面積も大幅に増加している(下図)。住友林業はここ2年で、所有森林を17%増の5万ヘクタールまで増やす計画(*1)」だし、木材流通業者も森買いをはじめた。林業に縁のなかった異業種からの参入もある。とりわけ新興の不動産業者が山林相場を活気づけている。フォレスト・ラッシュ(森林争奪)だ。

 *1 地主との長期森林管理契約も一部含む

 産業としての「林業」が儲からず底冷えしているのと、好対照である。

 その狙いが木材でないなら、水、CO2、あるいは生態系サービスの市場化だろうか、それとも国土という土地資源なのか? 顔がなかなか見えないセクターもある。

 投げ売りしたいと急ぐ森林所有者と、狙いはわからないが買収をもくろむ複数のバイヤー。それらを山林ブローカーたちがつないでいく。森へ向かうのは“森ガール"だけではないのだ。

つづく・・・

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100326/213636/
Posted by sonomano at 11:41:06 | from category: | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
Comments
No comments yet
:

:

Trackbacks
DISALLOWED (TrackBack)