July 03, 2008

おいしい水

早朝18℃。朝曇り。
昨日は早朝14℃で肌寒く、日中は28℃。暑かった。

このところソノマノで大きな悩みの種となっているのが「水」問題。
といっても、今飲んでいる水は集落水道で(山の水をそのまま槽に溜めている)水量も多く尚且つうまい(!)。何も問題はないのであるが、問題なのは現代生活を送るための装置と役場の対応(考え方)。現在、炊事から洗車まで全てこれで賄っているが、これに加え新たに「トイレ」が今月から加わってくる。垂れ流しの生活排水の浄化とトイレの水洗化が目的で、「合併浄化槽」というものを敷地内に設け、汚水は全てここに集り処理(浄化)されて近くの川へ排水される。その能力はいわゆる下水道の処理施設と同程度ということで、下水道の完備されていない田舎では、多くの家々で使われている。しかし、これが結構大掛かりな装置で、まずデカイ。それを埋める穴を掘るのに、2トンダンプ10杯分(!)の土がでるという。また、それを維持するためには、バクテリアの補充と汚泥の処理が必要で、面倒でありそこそこコストもかかる。かといってそれを怠ると垂れ流し状態になるらしく全く意味がない。
で、ここ鬼無里では、村の時代からそれを役場の物とし、役場が設置し役場が管理するというやり方をとってきて(月々使用料を払う)、使用者側としては下水道を利用するのと大差ない。それはそれで初期投資が少なく済み、ある意味助かるのだが、村(市)の所有ということで、これが公共事業とされ、4月に申込、やっと7月に着工と相成った次第です。フットワークの重さは市になってその重量を更に増したようです。
ん、おいしい水との関係は? そうです。トイレを流すにもこのおいしい水を流すことになります。で問題になるかもしれないのが水量で、近く使用者(家を入れて4軒)の間で協議がもたれることになっている。この結論次第では、村(市)営水道を引かなくてはならなくなるかもしれないということに。んー。だんだん面倒なことになってきました。
そこに、保健所が場外からヤジを飛ばしてきます。つまり、営業許可を取るのに、消毒がされていない水は一切認められないというスタンスらしく、村営水道を引け!と言わんばかりです。
で、仕方なく水道を引き込みたいと役場に申し入れると今度は水道管が前の道の下に「通ってる、通ってない」から始まり管の太さが「太いのか、細いのか」で対応が変わるということで、それによっては時間と費用がベラボウに違ってくるということで・・・役場はそれの情報を持っていないから実際掘ってみないと・・・で、その費用は・・・てなことで。
ここに、先の浄化槽と、パン小屋の建設やトイレの移設が絡み、そこはかとなくややこしいことに。全てが終わらないと風呂釜の交換(薪も焚ける風呂釜)すらできません。
キレイでおいしい水を飲んでキレイな水を川に返したいだけなのに。 は〜・・・この顛末はいかに。

前を流れる小川(というよりキレイな流れの側溝)にサワガニ発見。残念ながら逃がしましたが。今度見つけたら・・・。


(こんな花が良く咲いています 「十二単」というらしい 小さくて楚とした花ですが何とも雅な名前)


今日は頼まれて、田んぼの草取りです。ソノマノの蔵にあった「除草器」(もちろん手動です)活躍するか?!