August 27, 2008

3色屋根

早朝19℃。昨日、日中は26℃くらい、曇り+薄日。

パン小屋の進行状況。
屋根のトタン張り終わりました。
最近の屋根のトタンは予め塗装が施してあり、突然色実見本を見せられ、迫られ、思案の結果、「クリーム」色としました。
なぜクリーム? ソノマノの舎(母屋)の南側は「黒」、北側は「濃鼠」(?)、それに続く下屋(小屋)が「クリーム」と3色展開。何ともチグハグな気がしますが以外にそうではありません。
なぜなら、全体の屋根を見渡せる場所がないからです。地形的にそうなのです。
特に北側(小屋側)の屋根は普通見ることが出来ません。ひとの畑に入り込まなくては見られないのです。ましてや勾配の少ない小屋の屋根は更に奥に行かなくては見えません。
で、はなぜクリーム? ひとつは母屋の2階北側の窓からの採光性を出来るだけ確保したいがために、白っぽい色で明るくしたかったのです。それと、パン小屋は温度管理が重要ということで、夏場に屋根からの熱を出来るだけ防ごうということでこうしました。(冬は雪がつもれば何色でもいっしょ)

実際、屋根が付いてみますとさほど違和感はありません。縁しか見えないので当たり前といえば当たり前。見た目、母屋とつながる下屋ですが、構造上は独立した小屋。本来違っても良いのです。外壁も土壁は難しいので、板張りとなり、母屋とイメージが違います。

外に張る板に焼きを入れることにしました。焼杉です。焼きを入れることにより耐久性が向上します。見た目にも「新品」よりは、ちょっと使い込まれたような雰囲気がでることでしょう。


(向かいの家の畑から)


(こんな状況)


August 26, 2008

電気よ、おまえもか!?


朝18℃。曇り。
昨日も、一昨日も雨。今日も雨。明日も雨。明後日も。

週末は色々ありました。
東京からお客さんが来てくれて、あいにくの天気にもかかわらず、楽く過ごしました。

土曜日には、「市民会議」という、市長を囲んで市政を聞き討論する(という)会がありました。
一年に一度あることだそうで、初めてのことなので出席してみました。
やはり、ほとんどは市側からの報告事項で、質問や意見を述べあう時間はほとんどない状態で、質問の中にも予め用意されていたものなどがあり、討論などすべくも無く時間切れ終了となり、実のないのが実感出来たのがせめてもの収穫という、誠に有意義な2時間でした。
その中で唯一気を吐いたのが(さ)さんで、お見事です。言ってくれました。田んぼでお世話になっている方です。
観光振興よりも即効性のある現実的な人口問題解決策が必要と訴えたのですが・・・。わかったのか、わからないのか。

電気屋さんが来ました。
ソノマノの舎は電気容量が現在20Aで契約されています。今後のことを考えるとこれでは不足することが明確です(冬は水道の凍結防止帯などで結構な電気を必要とするそうで)。いずれ市道を挟んだ倉にも電気を引きたいし。木工でも多少の電動工具は使うし、コンピューター起動中にブレーカーが落ちたら・・・大変です。
結論。わかってはいましたが、このままではやはり容量アップは無理。ちょっとした設備交換を伴う電気工事が必要とのこと。かかる費用を聞き・・・結構な金額・・・電気もか〜。溜息が出るばかり。
でもちょっとした方の抜け道を教えてくれました。倉まで同じ契約回路から電気を引く場合、「延長コード」として渡せば市道をまたげるとのこと。それも業者は関われないとのこと。
つまり自分で、コンセントにつないだ電線を、屋根から屋根へ渡して「工事」すればいいそうで。
大した工事じゃないし費用もかからず一石二鳥。何でも出来ることは自分でやるつもりでしたが、電線工事まで出来るとは。こればかりは電気屋さんでないと出来ないと思っていました。
で、パン小屋への配線も自分でやることにし、40Aへ容量アップのみお願いしました。

裏山の虫倉神社へ登る途中に小さな社があります。アキバさまといい火の神様を祀ってあるそうです。日曜日にその周りと、虫倉神社までの道の草刈り(人足)がありました。
ほとんどの方が草刈り機持参で参加してましたが、ソノマノでは持っていません。もちろん鎌です。鉈一丁腰にぶら下げ鎌2丁両手に持てばあんな機械にゃぁー負けてはいません。いざケットラ(軽トラ)に乗り込み出動。雨も上がり涼しい中、みなさんと長い道のりを3時間かけて行いました。
その後は、公民館でアキバさまの祭典という事で慰労会が粛々と(?)盛大に(?)催されました。

ぷは〜ぁ。久々に、このところ連日連夜酔っぱらってます。


August 23, 2008

とうとうたてまえ

早朝18℃。曇り。昨日は晴れていましたが涼しい一日でした。

とうとうその日を迎えました。
パン小屋の棟上げ。
一昨日、早朝から近くの棟梁の作業場から材料を運び込み、一人応援を加え三人で開始。
棟梁の元、てきぱきと作業が進み、あれよあれよという間に、どんどん組み上がります。
さすが棟梁、一寸の狂いも無くぴしゃっと柱が建ち、いよいよ棟上げ。タイコで製材した杉の丸太を三人がかりで掛け声を合せ持ち上げ・・・ホゾがぴしゃっとはまり、10時頃には軸組完成。
見事!!!  ヨッ、大棟梁!
傾きを調整し、屋根に垂木を渡し、のじ板を張り一日で小屋の全貌が現れました。
出来てみると、結構おおきなたてものです。
屋根に登ると何とも良い気持ち、目の前の柿が簡単にもげそうです。


(前日に出来ていた土台)


(こうなりました)

うれしいね〜。

昨日はもう一つ、こちらも建前のようなもの?
石窯一号の石が積み上がりました。
棟梁が法事でいない間にコツコツと・・・


(前回の試し積みよりひとまわり大きく やれば出来るもんです)


August 07, 2008

きそづくり〜

早朝(深夜)20℃。星空。

パン小屋工事の基礎づくり。
再び入った穴堀りのたくましい助っ人「パワーショベル」。
ガンガン掘ってあれよあれよと基礎の輪郭が見えてきます。
土木、なんだかんだとスゴイ作業ですね〜。できれば、この手の作業も自力で、なんて思っていた甘っちょろい自分に・・・。とてもできません。

基礎にも大きく分けて3つあるようで、独立基礎、布基礎、べた基礎。
■独立基礎 古民家にあるような(ソノマノの舎もそうですが)石の上に建てるのもそれにあたる。
■布基礎 枠(壁部分)のみを線上でコンクリートで作る
■べた基礎 文字通りべたべたにコンクリートで固める。(2×4、プレカット、集成材、最近の外壁材などと並ぶ最近の日本建築をダメにしている要因のひとつと思う)

出来れば、コスト的にも有利で伝統的な「独立基礎」にしたかったのだが、すぐ隣はちょっとした崖。冬の雪の重みもかかってくることを踏まえここは奮発し「布基礎」に。雪や石窯の重さもしっかり支えていただきます。
写真はコンクリートを流し込む枠を作る前。昨日、枠まで外し、ほぼ基礎は出来上りました。
これからは大工仕事が増えてきます。(まさ)も見習いとしてお手伝いします。出来れば、木工部分は自分でとも思っていたのですが、冬前に完成させなければならないし・・・。
近所の頼もしい棟梁の元でがんばります。



畑の作物だいぶ収穫できるようになってきました。キュウリやナスなどは毎日のように採れます。



(コリアンダーシード すごい量です 小さな花ひとつひとつが種に)