May 20, 2008

桐箪笥♪?

早朝12℃。雨。

ソノマノには土蔵があります。
いかにも農家の土蔵で外壁に漆喰の塗っていない土のままの土蔵です。
ソノマノの舎の今だ納戸になっている一部屋を片づけるため、その土蔵に保管してあった引き出しを使うことにし、出してみました。
薄暗い蔵で見ると、表見、桐の引き出しで、さほど古くないようです。外でよくみると見ると状態は綺麗ですがいろいろ難がありそうです。まずは掃除。そして、簡単な修理をすることに。
さすが桐箪笥?だけのことはあり非常に軽く出来ております。ほとんど、薄い杉板を木くぎで組んであるだけです。引き出しの表板のみ桐の厚板でしたが、本体の表に出てくる部分には薄い付板を貼ってあしました。
非常に簡単にできており、かつてどういう位置づけの家具だったのか考えさせられました。かつて遠州で手の早さにに自慢の渡りの家具職人が、一日5本の箪笥を仕上げたとものの本に書いてありましたが、こういった家具のことなのか? ん〜。
水拭き、ヤスリがけ、木くぎで補修をして本日終了。こんどは柿渋を全体に塗り、引き出しの内には紙を貼るつもりです。
欠けているように見える部分は・・・実はネズミにかじられた跡です。表に見える部分は補修のしようがないので記念に(?)綺麗にヤスリをかけ残しておきます。

朝起きると気になる音。ん〜? もしや??? 2階に上がり屋根裏を見ると。やはり、雨漏りでした。屋根の補修と昨年やり残したペンキ塗り早めにやろう。

 
(掃除補修の終わった箪笥) (この金具は運ぶときの取っ手になる他、積み上げる際の留めにもなります)


(トムとジェリーばりの見事な穴々)