May 27, 2009

ひたすら刈ります

本日、田植えの時出来なかった田のまわりの草刈りをしました。
田んぼの畔には草が生えます。棚田の場合、畔とその傾斜部に草が生えます。
この面積がバカになりません。傾斜が無ければほとんどやることは無いのですが。
これを刈るのにこの辺りでも普通は草刈り機を使いますが、できる限り機械に頼りたく無いので、ここは手で。
使えそうな鎌はすべて刃を砥いて、5,6本持って出かけました。
ひたすらひたすら刈り続けます。刈ることおよそ2時間。
さすが草刈正和の異名を持つ[まさ]。
去年一年間の草刈経験の集大成がここに。機械に負けず劣らずの見事な出来栄え? 我ながらよくやりました。


(田の下のハバ ここはキレイに刈らねばなりません
集めた草はいずれ堆肥となります)


(田の上のハバ ここはそこそこで)


これからは田んぼの中にも草は生えます。
当然除草剤など使いませんから手作業になります。
昨年[さ]さんの田んぼで散々経験済のこと。出来るだけ草の生えにくいようにするため米ぬかをまきました。
これが果たしていいものなのかどうかよく分かりませんが、以前美麻で無農薬で田をやっている方がその様に言っていました。
材料はタダ(コイン精米所で無料回収)だし、もともと田んぼで出来たものをそこにもどすだけのこと。どんな結果をもたらすか。楽しみです。


(米ぬかをまいた田)



May 25, 2009

お田植え

本日、いよいよソノマノ春の農事のメインイベントお田植え行いました。
本当は前日に子供たちも含め大勢いる中で賑やかにやる予定でしたが、天候が悪く、今日ソノマノの田は2人で粛々と行いました。
まずは植える位置。これをどう定めるか。
代かきの終わったところに線を入れると迷わず出来て効率が良いので、田んぼの持ち主の(ま)さんにこんな道具をお借りしました。
ようはトンボの先に水道用の塩ビ管の輪切がくっついてるだけのものですが、これが手軽で調子良し! 来年はソノマノバージョンを作ろう。
田植えの前日までに入れておくと、当日水が濁らず更によし。

 
(押して線を入れていきます)


(こんな風に線が入ります)


9時半頃から初めてお昼までに半分くらい終わりました。まずまずのペース。
ベテランの方の話では、だいたい午後の方がはかどるのだそうな。
どうやら慣れや疲れや焦りから、間隔を広めに植えていきがちだからだって。いやいや手抜きはしませんよ。


(ここでお昼)


(北アルプスを眺めてのお弁当は最高!)


1時間休憩して午後3時。
終わりました〜!!!
2人で3畝の田んぼを4時間半。まずまずのペースでは。
まだまだではありますが、田植え歴2年目のキャリアがわずかに光かっているよう?


(言うこと無し)


(底に入れた線のおかげで曲りなし 上出来)
 

品種は「きらりん」寒冷高地でも作りやすい品種です。
この頃は「コシヒカリ」を作る農家も増えてきたそうですが、何せ標高950メートル。無理はしません。
丈夫で無理無く健康に育てば十分美味しいお米になるでしょう。
来年はもう少し田んぼ増やそうかな。苗づくりにも挑戦したいです。
この日の晩は家族でお祝い。

May 10, 2009

ライ麦畑の今

真夏のような暑さでした。気温は30℃近かったと思います。
でも明け方など10℃そこそこなので、まだこたつは必需?です。
去年は使ってなかったけど。

ライ麦に穂がつきました。
背丈も子供の背を抜きました。

(お菜の向こうがライ麦)


 
(いつの間にか、ほっ!)



(庭のグミもいつの間にか咲いています)


May 07, 2009

田んぼ代かき

今日、小雨の降る中、田んぼの「代かき」をしました。
田んぼは水を張る都合上、出来るだけ水平で凸凹の少ない平面でなければなりません。個所によって水深が大きく違うと生育具合や、雑草の出具合にムラがでます。よって、耕した田んぼに水を入れ平に均す作業を「代かき」といいます。
実はこれ、昨年少し経験しました。お世話になってる(さ)さんの田んぼで手伝わせていただいたのですがもうすっかり要領は忘れています。今回も機械を使います。使いたく無いのは山々ですが、ここは慣例に従って・・・。


(作業前の田んぼ)


トラクターに代かき用の車輪?の様なものを履かせ、幅広の鋤のようなものを引かせます。
棚田は概ね面積の小さな田が多く、かつ傾斜地にあるため機械類の移動が大変です。要領を得無いと場合によって決死の覚悟が必要です。とりかかれば早いかも知れませんが、それに至までが何とも大変。
一年開いた田は思った程耕し切れてなく、代かきもなかなかはかどりません。4回かければいいのではと言われていたところを6回かけてもなかなか滑らかになりません。
実は今日(さ)さんの田んぼもこれで代かきするのでこれで強制終了。後は手が頼りです。目標はヨーグルトをかき混ぜたくらいの滑らかなどろどろ具合。
ミツマタで耕し切れていないところを足で探して耕しながら、足で雑草の根っ子で固まった部分を踏んでほぐしていきます。実に地道な作業ですが、機械ではこの様なピンスポットでの作業は出来ません。泥にまみれながら黙々と。でもひょっとすると状態を詳しく知るにはこの方が良かったのかもしれません。(さ)さんの田んぼに目処がつくころにはこちらも諦めが付いて?これでいいっかな・・・て気持ちになってきました。



(泥まみれで奮闘してくれました)


(作業後、十分でしょう・・・か?)


後は田植え前にもう一度グランドでかけるトンボの様な道具で手作業で仕上です。
水漏れは直っていたし、充実の一日でした。

山菜採り名人の(さ)さん。いつの間にか大量の「エラ(イラクサ)」や「モミジ笠」「山ウド」など収穫していてくれました。今日の晩ご飯は最高でした。


(「エラ」山菜通がナンバー1と評することも)


(「モミジ笠」香りよし)
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May 04, 2009

畔直し

田んぼの畔を直してきました。
以前整えた畔から水が漏れているとのことで、もう一度畔づくりをやり直しです。
水漏れをそのままにしていると、常に山の冷たい水を入れ続けなくてはならず、低温で成長が遅れるそうです。

まず、畔シートを全部剥がし、畔の横面によく捏ねたべと(ドロ)を左官の様に手で丁寧に塗り込んでいきます。久々のドロ遊び?結構楽しい! 今度やるときはは左官のコテ用意しようかな。
これで、どこにあるか分からない「穴」をふさぎます。昔はこの後にやる「畔シート」などなかったのでこれでおしまいでした。
一応念のために畔シート貼ることに。本当は使いたくないのですが、用意してしまったものは使わなくては。



(畔の概要)


(白線の右がベトを塗ったところ、左が塗る前)


畔シートを貼り付け、杭で止めて下の部分をベトで固めて。
今度こそ大丈夫。田んぼオーナーの(ま)さんからもお墨付きをいただきました。

(出来上った畔)


さあ、今度は代かきです。


(田んぼのまわりにはコゴミがいっぱい、食べ頃です)