July 20, 2009

ミリオンバザール

日曜日、富士吉田の「ミリオンバザール」という屋外市に出店のため富士山のふもとまで行ってきました。
ミリオンバザール?て、良く知らないまま縁があっての出店でした。
シャッター通り??と言うような話は聞いていたけど、いざ行った見ると、まぁ、シャッター通りと言えばそのような感じではありますが、月江寺駅にほど近い、かつての隆盛が忍ばれるー新宿ゴールデン街の生きた遺跡ーのような街(これはこれで面白い趣があります)でのこじんまりした屋外市でした。


(界隈の小さな通り
誰がつけたかその名も「ミリオン通り」)


(ミリオンバザール会場)

当日天気も良く、やや遅れて到着。早速前日に焼いたパンを並べ始めると、その端からお客さんが見てくれます。それが実はマーケットの出展者だったりするのですが。
それにしても、結果は上々。気持ち良く皆さんに買っていただき3時頃には完売となりました。
買っていただいたお客様、ありがとうございました。対面で気持ち良く接していただき感謝します。

お昼ご飯で食べた近くの、ネパール料理「リンカ」のカレーや焼きそば美味しかった。
またゆっくりいただきたいですね。

その晩は、お客さんに教えてもらった「穴場」のキャンプ場(?)で一泊のつもりが、いざ行ってみるとそこは結構荒れ果てたキャンプ場。でも不可能じゃない。いざテントを張りだすと、でてきましたでてきました。ブヨの大群。あまりの多さに勇気ある撤退。
近くにあったきれいな公園に変更しましたが、時すでに遅し。何十箇所やれてました。その晩暑さと痒さでなかなか寝つかれず・・・・。


(三つ峠の公園の朝焼け)


翌日は清々しい朝、このまま帰るのはもったいないので、富士吉田の「浅間神社」にお参り。


(浅間神社の夫婦桧 根元で別れた幹が上で再びくっついています)


たまたま、近くにいあわせていた友人らに会い、本栖湖寄って帰りました。
夏の観光のひとつのピークの日ではありましたが、道の混雑もなく有意義な夏の日でした。

このマーケットへの出店をセットしてくれた「リンカ」さん、あらためて感謝。
ブヨの痒さは一週間続く・・・。

July 09, 2009

保健所エレジー(伏魔殿編)

そもそもこんなことがあってはおかしいのではあると思うのだけど(?)、保健所の担当者によって対応や解釈が大分違うようで、話をする度に・・・・ということが。





水道の位置、それも小屋の手洗水道。「小屋の入口に近いところに付けなさい」とのお告げを以前いただいておったのですが、正式に届けを出しに行った途端、「こんなに離れてていいの、何かの事ごとに手を洗うのだから作業場の中心に近い方が・・・」と言い出す始末。
え、水道工事やり直せってこと?簡単に言うな!

土間の扱いについてもしかり。
土間部分には石窯を設置予定ですが、これを待つと時間がかかるため今回の申請に相成った訳ですが、当初ここの扱いを作業場に含めないというつもりが、以前の保健所の担当者のアドバイスで保管庫にしたら後がラク(石窯が出来た後もう一度申請をする)ということでそのつもりでいたところ、結局また水道。保管庫の入り口に手洗はダメときたもので。早く言え!

へ? では、現状のままではどうしようもないの!?ということで頭を抱え込んだまま保健所を後にとなった訳です。
保健所まで二十数キロと半日、無駄足となり、これまでの折衝を行ったパン製作責任者の(とこ)が帰ってきました。
その日は火曜日、その週の木曜日に視察に来てもらってめでたく許可となるはずが、少なくとも一週間は先に伸びたということに。この地区は木曜日が視察の日。

事の次第を聞いた(まさ)は、保健所のあまりの我がまま迷走ぶりにだんだん腹が立ち、とうとう電話で保健所の担当者に電話をしてしまい・・・・・。
冷静を装うつもりが、だんだんと・・・。しまいには相手に「冷静に・・・」と言われたのは覚えているのですが・・・。
しかし、結果、土間も含め一つの作業場という事で、仕切りの戸をはずせばOKということに。(引戸なのではずすのは簡単)
最後は工程ごとの手洗をわざわざソコまで「行くか?」に対し「行く!」で終わり。
ハァ・・・?。こんなんで良かったんだか悪かったんだか。

で、翌週木曜日。いよいよ視察の日となりました。来るのは別の人らしく、電話口では非常に良い人の様。ちょっと安心。
しかし、この場に及んで・・・。

水まわりはほぼ問題なし。
保管庫の中を「器具」と「材料」を別にして仕切れないかという。しかしそれは材料をブリキのケースにまとめて入れるということで大丈夫、ということに。
最後に、土間で・・・・なにやら。
ここはちょっとこだわって、普通のコンクリートでは面白くないと五色の石を埋め込んだ仕上。これが、余計だからかと思ったら、水を含まないような仕上にするか、板張りにするか、と言われ・・・。そんなこと聞いたことない・・・。
コンクリートでいいと言われてはいたが、そんな仕上にしなければいけなかったとは。それは常識なの?
ここまで来て、最後の最後で・・・。

たまたまその方は、翌日別用で鬼無里ヘ来るというので、対策として最速の方法をとることに。コンクリートの上にフロアカーペットを敷く。
そして、時期を見計らって、コンクリート用の床塗料を塗る、というもの。
つまり、水がしみ込まず雑巾で拭ける様ならいいらしい。
時間と費用がまたまた・・・。しかしここまで来たらさっさとやってしまおうと、早速山向こうのホームセンターまで買いに走りました。
ダイッ嫌いなフロアカーペット・・・買いたくない・・・しかし・・・ムダ。
しぶしぶレジで会計を済ますとすぐ(とこ)から電話。
何でも、土間はそのままで良いと言って許可が出たという。
へ???
先の方が保健所に帰った後に、別の人等に確認をしたらしく、その結果OKだそうな。


(土間部分 床のシミは塗料をこぼした跡
これが外からの水の浸入と勘違いして
厨房床とも勘違いしていたらしい・・・)


「え!買っちゃった。切り売りのフロアカーペット。」
嬉しいよりも呆れた後に思ったこと。またしてもやられた。こんな結末が待っていたとは。
レジの人に「私はこんなひどい目に遭い、揚げ句にたった今これが不要になった」という旨の気持ちを込めて返品のお願いをすると。あっさり大丈夫と言われ、悪いのでいずれ必要になるコンクリートブロックをしこたま買って帰ってきました。

保健所、大丈夫でしょうか?

そういえば、麻の栽培許認可担当部署も保健所だった・・・。
手ごわすぎ。かも。


(このところずっと雨続き
梅雨らしい気候です)


July 07, 2009

パン屋開業! 保健所エレジー(手洗編)

鬼無里ヘ移住の目的のひとつ、パン屋の開業・・・
完全な状態ではありませんが、とりあえずOpen!



衛生面での許認可の機関である「保健所」、に・・・かなり振り回されました。
そもそも、パン屋を開業の前提条件として、
●完全占有スペースが必要
というところから現在のパン小屋製作が始まり
●様々な(十分な)水道設備が必要
ということで、市営水道の引き込みから水道工事一式行いました。
苦節一年余。
全ては保健所の意向(指導)ではじまったものでした。

事前に図面を提出し不備を確認。あそこ(小屋入口)に手洗。ここ(おトイレ・・・当たり前か)にも手洗。そこにはハンドソープを設置し、使い棄て(・・・)ペーパータオルホルダーを下部引出しで設置しなければならないと。
釈然としないのは手洗器の「TOTOのL5」をやたらすすめること。まるでこれじゃないと認められないかのよう。
調べるとこれは壁取り付けの、一番ベーシックな、廉価な、白い陶器製。なんの面白みもありません。しかも驚くべきは、今年2月には廃盤(!)となっといること。
どうして保健所はこれにこだわり続けるのか、廃盤になっても中古を探し環境のためにリサイクルせい、ということか。まさか、廃盤を知らないって事はないでしょうね。
思うに、役所としてある特定のメーカーの特定の機種を指定するのはおかしいのではないでしょうか。それしかないのであればいざ知らず、必要な機能さえ明示すれば済むことでは。
申請のための書類を見返してみると、このところの記述に「TOTO、L5」とは一言も出てきません。口頭で言われるだけのようです。
何とも釈然としません。「TOTO、L5」で検索すると、同じ様な経験を弘前でされてる方がいました。これって長野だけでなく全国的なことなのでしょうか。


(これがいわく付きのL5)


上から押し付けられるのが何といっても気に入らない性分なので、一抹の不安を抱えつつ、十分な大きさと洗いやすさを備えれば良し。ということで直径30センチ位のステンレス受けを手配し、手持ちの古材(木)で作ることにしました。
小屋にはケヤキの外にほったらかしになっていた古材。トイレには、使われなくなってバラバラになっていた大きな樽の底板を使いました。しっかりペーパーをかけワックスで仕上げました。

 
(小屋の手洗とトイレの手洗
ペーパータオルホルダーは
市販のものは無粋なので自作)


で、結局、この件についてはほぼ問題なく、審査は通りました。確信はありませんでしたが、L5の一言もなく・・・。
なにはともあれ審査に通ったのでこれでよし。

パン部門のオープンは7月7日。
といっても特別何をするでもなくオープン。
7日も七夕で切りがいいからということで。
ま、ジュョンに。