August 12, 2009

ごみ取り

やっと天気が安定し、いよいよ麦も最終段階、ごみの選別をおこないました。
(この工程なんていうのだろう)
まずは、土蔵の奥に鎮座していた唐箕を引っ張り出します。
おそらく何十年ぶりに日を浴びた唐箕のお掃除から。
溜まった埃を払い、きれいに拭きます。


(これが唐箕、麦や米などの細かいごみを吹き飛ばしてくれるはず
ガタイはデカイけど思ったより軽い)


きれいになったところでさっそくカリッカリに天日で干された小麦を
「1」のところに入れます。そして、「2」をまわすと「5」からすごい風が出てきます。

 

「1」の下についているコック(?)を少し開けてあげると麦が少しずつ落ち始め、「3」からごみの取れた小麦が。
「4」から少しごみの混ざった小麦が。(これはもう一度「1」に入れます)
「5」からごみが勢いよく飛び出してきます。
すごい!



(「1」に入れた麦)


(「3」から出てきた麦)


なんせ始めてのこと。最初はトラブルもありましたが、麦の流入量や、風量、回す方向など試しているうちにちょうど良い具合が分かってくるとこんな便利な道具はありません。
またしても先人の知恵に感謝!

現代版(?)唐箕(金属製)もあるようですが、性能は昔の方が良いと近所の方は言っておりました。
ライ麦もこれで吹き飛ばしきれいになりました。
収量は小麦7キロ、ライ麦13キロでした。
最後に目視で最終選別しいよいよパンになります。
当然これですべてはまかなえませんが、来年以降のめやすとなります。