October 13, 2009

籾の唐箕かけ

脱穀した籾を唐箕にかけ選別しました。

脱穀(足踏み脱穀機)した籾には藁くずなど沢山ゴミが混ざっています。まずは、それをふるいや箕などで大きな藁くずをとってから。
唐箕は麦で経験済。麦では威力を発揮しましたが米ではどうか。

http://blog.sonomano.jp/index.php?blogid=5263&archive=2009-8-12


なかなか一回では選別しきれません。何度かかけなければならないようです。
ところが、それでは済まないような問題が・・・。
唐箕では選別しきれないゴミなどがあるのが分かりました。
まずは「小石」。これは重いので絶対選別不可能です。あまり多くはありませんが。
なぜか多いのが、籾のサイズとほぼ同じ、重さもそこそこか。何かのサナギ。(だと思う)色が黒いのですぐ分かりますが、結構あるようです。何の虫だろう。
「カヤツリグサの実」。これは当初から指摘されていたので、草取りの段階で重点的に刈り取っていましたが、やはり少しは混ざっていたようです。
あと、脱穀仕切れていない穂。これは天候の関係で脱穀を急いだためこれが多かった。
これらは目視ですべて?除去。(穂は大きいのだけほぐしました)



唐箕をかけながらのこの作業。結構大変です。
ハーベスターにかければものの15分位で終わるのでは。


(努力の結果がコレ)


(唐箕から出てきたゴミ
粃〈しいな〉も見事に選別してます)


(実はこんなものも混ざってました 黒っぽい小粒は「ヒエ」
これはこのまま雑穀米としていただきます
たいしてありません)


結局1日仕事でした。が、なんとかできました。多少細かい穂は残っていますが、なんとかなるでしょう。
出来上がりは3袋。一袋はゴミでした。
ここで重さを量ると56kg??
米袋は一袋30kg入るはず???
ここでやっと気がつきました。それは玄米もしくは白米の場合で、籾付の場合はいっぱい入れてもそんなもんらしい。どうも軽いと思ってた。
よって、脱穀して4袋120kgは希望から来る幻想でした。
昨年の経験から60kg採れればいいと思っていたのだけどそれにも届かず。

残念だけど悪条件の中、初めて手探りで始めた米作り。これでも嬉しい収穫には違いありません。
ところが、籾摺り(玄米にする)しようとして問題が。さすがに籾摺りは近所のコイン精米機でと思っていましたが、この辺りでは玄米で食べる人がほとんどいないらしく(聞いたことない)籾摺りだけスイッチが無いのです。籾付から白米にはなるのに・・・。
せっかく無肥料無農薬で作ったお米です。少しも無駄にしたくありません。精米なんてもったいない。
道は三つ。
籾摺りモード有りのコイン精米機を近くで探すか、
頼み込んで近所の籾摺り機(大きな農家はたいてい持っている)を借りるか、
ソノマノにある昔の籾磨り臼?(名前分からず、もちろん手動)を使ってみるか・・・。ん〜。