July 09, 2009

保健所エレジー(伏魔殿編)

そもそもこんなことがあってはおかしいのではあると思うのだけど(?)、保健所の担当者によって対応や解釈が大分違うようで、話をする度に・・・・ということが。





水道の位置、それも小屋の手洗水道。「小屋の入口に近いところに付けなさい」とのお告げを以前いただいておったのですが、正式に届けを出しに行った途端、「こんなに離れてていいの、何かの事ごとに手を洗うのだから作業場の中心に近い方が・・・」と言い出す始末。
え、水道工事やり直せってこと?簡単に言うな!

土間の扱いについてもしかり。
土間部分には石窯を設置予定ですが、これを待つと時間がかかるため今回の申請に相成った訳ですが、当初ここの扱いを作業場に含めないというつもりが、以前の保健所の担当者のアドバイスで保管庫にしたら後がラク(石窯が出来た後もう一度申請をする)ということでそのつもりでいたところ、結局また水道。保管庫の入り口に手洗はダメときたもので。早く言え!

へ? では、現状のままではどうしようもないの!?ということで頭を抱え込んだまま保健所を後にとなった訳です。
保健所まで二十数キロと半日、無駄足となり、これまでの折衝を行ったパン製作責任者の(とこ)が帰ってきました。
その日は火曜日、その週の木曜日に視察に来てもらってめでたく許可となるはずが、少なくとも一週間は先に伸びたということに。この地区は木曜日が視察の日。

事の次第を聞いた(まさ)は、保健所のあまりの我がまま迷走ぶりにだんだん腹が立ち、とうとう電話で保健所の担当者に電話をしてしまい・・・・・。
冷静を装うつもりが、だんだんと・・・。しまいには相手に「冷静に・・・」と言われたのは覚えているのですが・・・。
しかし、結果、土間も含め一つの作業場という事で、仕切りの戸をはずせばOKということに。(引戸なのではずすのは簡単)
最後は工程ごとの手洗をわざわざソコまで「行くか?」に対し「行く!」で終わり。
ハァ・・・?。こんなんで良かったんだか悪かったんだか。

で、翌週木曜日。いよいよ視察の日となりました。来るのは別の人らしく、電話口では非常に良い人の様。ちょっと安心。
しかし、この場に及んで・・・。

水まわりはほぼ問題なし。
保管庫の中を「器具」と「材料」を別にして仕切れないかという。しかしそれは材料をブリキのケースにまとめて入れるということで大丈夫、ということに。
最後に、土間で・・・・なにやら。
ここはちょっとこだわって、普通のコンクリートでは面白くないと五色の石を埋め込んだ仕上。これが、余計だからかと思ったら、水を含まないような仕上にするか、板張りにするか、と言われ・・・。そんなこと聞いたことない・・・。
コンクリートでいいと言われてはいたが、そんな仕上にしなければいけなかったとは。それは常識なの?
ここまで来て、最後の最後で・・・。

たまたまその方は、翌日別用で鬼無里ヘ来るというので、対策として最速の方法をとることに。コンクリートの上にフロアカーペットを敷く。
そして、時期を見計らって、コンクリート用の床塗料を塗る、というもの。
つまり、水がしみ込まず雑巾で拭ける様ならいいらしい。
時間と費用がまたまた・・・。しかしここまで来たらさっさとやってしまおうと、早速山向こうのホームセンターまで買いに走りました。
ダイッ嫌いなフロアカーペット・・・買いたくない・・・しかし・・・ムダ。
しぶしぶレジで会計を済ますとすぐ(とこ)から電話。
何でも、土間はそのままで良いと言って許可が出たという。
へ???
先の方が保健所に帰った後に、別の人等に確認をしたらしく、その結果OKだそうな。


(土間部分 床のシミは塗料をこぼした跡
これが外からの水の浸入と勘違いして
厨房床とも勘違いしていたらしい・・・)


「え!買っちゃった。切り売りのフロアカーペット。」
嬉しいよりも呆れた後に思ったこと。またしてもやられた。こんな結末が待っていたとは。
レジの人に「私はこんなひどい目に遭い、揚げ句にたった今これが不要になった」という旨の気持ちを込めて返品のお願いをすると。あっさり大丈夫と言われ、悪いのでいずれ必要になるコンクリートブロックをしこたま買って帰ってきました。

保健所、大丈夫でしょうか?

そういえば、麻の栽培許認可担当部署も保健所だった・・・。
手ごわすぎ。かも。


(このところずっと雨続き
梅雨らしい気候です)