ソノマノ百姓日記

盛りだくさんの天気でした

今日は春分の日。春分の日といえば暦の上でも、歳時記でも、気象上でも一つの区切りの日です。
昼夜の長さが一緒になる日。これから日のでている時間の方が長くなるのだと思うとナンとも嬉しいもの。
彼岸の中日で、お墓参りの日。そして、「暑さ寒さも彼岸まで」の日。ですが、これは鬼無里の場合しっくりしません。墓はまだ雪に閉ざされている年もあることから、例年遅れて行ないます。「暑さ寒さ・・」もずいぶん春めいたと言えども、ストーブや炬燵を片づけられなければ真に寒くなくなったとは言い難いか。
とはいえ、一年の区切りの日の一つには変わりありません。
そんな日にふさわしいのか・・・変な天気でした。

明け方3時過ぎ、地鳴りのような音で目を覚ましました。ドコゾで雪崩？？？目ぼけた頭で考えていると、それは春雷でした。まもなく雨が激しく降ってきました。
そこでふと車の窓が明けっぱなしだったのを思い出しました。昨日あまりに暖かく窓全開で乗ってそのままでした。慌てて起きてどしゃ降りの中窓を閉め一段落。
夜が明けるちょっと前あたりから雨や雷も収まってくると今度は風が。それも結構強く吹いています。
鬼無里は一年を通じて風の弱いところですが、春はチョイと風が吹くことがあります。昔は春の風で土蔵の屋根が吹き飛んだと言うこともたまにあったそうです。
外がだいぶ明るくなってこれもしだいしだいに収まってくると、外は穏やかな曇り。
ところが予報では午後から雪の予報。気温は暖かいのですが、これからどんどん下がるらしい。
と、気がつくと今度は晴れ間が。
もつかの間、午後近くなると雨が降りだし、雪に変わり・・・。

雷→風→雨→曇り→晴→雪 おまけに黄砂。

季節の変わり目にふさわしい（？）、目まぐるしく変わる忙しい天気でした。

この時期の大雪は

一昨日から降り続く雪は、昨日久しぶりの大雪となり、昨晩公民館の集会のほんの2，３時間の間にも２０センチ近く積もりました。朝になれば当然さらに積もり、４０センチほど積もっていました。
気温はあまり下がらないため重い雪で、雪かきも大変です。
いや、重いのはいいのです。スコップですくう量を加減すればいいだけなので。非常に閉口するのがこのコンディションだと雪がスコップにこびりつくこと。
雪がスコップにつくと、当然スコップにのる量も少なくなり、なおかつ取り回しが重く、遠くに雪が飛んでいかない。そして雪にサクッと小気味良くささらない。
２，３回すくっては足でスコップの雪をそぎ落とし・・・・すくってはそぎ落とし。それの繰り返し。
と、気持ち良く雪かきをしようとする気持ちをそぐことばかり起きます。
トップシーズン（？）にはこんなこと起きなかったのに。あー、あのリズミカルな雪かきがしたい・・・・。
これがまた、もう少し融け出せばこんなこともないのですが。
昼前で気温は１度くらい。
今も屋根から次の雪がドッドッドッと落ちてます。
午後もう一度・・・はぁー・・・また雪かきしなくちゃ。

桃の節句？

今日は3月3日のひな祭り。桃の節句です。
東京にいるときは街角の花屋さんなどに桃の花などが色鮮やかに並べられたり、和菓子屋さんなども色づいて、それなりの雰囲気というものはあったのですが、この山中にいてやはりどうもピンと来ません。
ひな人形を飾ってもちょっと添えるような花などが欲しいものですが、まわりを見回してもまだ花という花は一つも咲いていません。やっぱりこの時期にひな祭りはちょっと早すぎ？
鬼無里では端午の節気は月遅れですが、なぜか桃の節句は暦通り。ぜひ月遅れぐらいにやりたいものです。
ちなみに今年、旧暦で３月３日は4月16日。この位だったら、桜はまだでも少しは花も咲いてきます。
やっぱり4月にやりたいな。女の子の節句ですから少しは華々しくしたいですからね。

いよいよ残すところ一ヶ月で鬼無里での生活も3年目になります。
先シーズンの冬は雪も少なく「よかったね。楽だったね。」とよくいわれました。今期は雪も多く「今年は大変だったでしょ？」とよくいわれます。ま、確かにかいた雪の量は凄い量だと思いますが、大変でいやだと思ったことは一度もありませんでした。毎日小一時間スコップ片手に汗をかくだけ、いい運動です。これが汚れるベト（土）の様なものを毎日かくのではちょっと閉口しそうですが、辺り一面白く美しいなことろできれいな雪をかくのは気持ちがいいものです。
このところ気温も終日氷点下まで下がらない日もでてきて、雨もしっかり降り雪もだいぶ解けてきました。
ちょっと前までは雪が無くなるのも寂しい気持ちがありましたが、汚れてきた雪や明るい陽射しにそろそろ（雪解けの）春が待ち遠しくなってきました。






経理仕事も一段落し、ちょっとは落ち着いた日々になるのかとおもいきや、なかなか忙しい日々が続きブログの更新もなかなか出来ませんでした。
何がそんなに忙しいのかというと、ここ鬼無里をもっと元気にたのしい「村」にしようというプロジェクト（民間）が発足し、ソノマノもそのメンバーとして非力ながら一緒にやっていくことになりました、ので。
何かと準備に時間がかかります。このことについてはまた後日改めて。

これが具体化してきたということです。
http://blog.sonomano.jp/index.php?blogid=5263&archive=2010-1-20