January 10, 2010

どんど焼き


今日どんど焼きが行われました。松焼きとも言います。
かつては15日(成人の日)に行われていたそうですが、法律の改正で15日が必ずしも祝日とならなくなり、1月の第2日曜日に行われるようになったそうです。
そもそもどうして15日だったかというと、旧暦の小正月(15日)に行われていたからのようです。
旧暦によると元旦は新月のため小正月は満月の夜ということになります。

秋に刈った茅(ススキ)を午前中に持ち寄り、午後からそれを束ねてやぐらを組んでいきます。
かつては、それは子供の仕事だったそうですが、今は、大人が行います。
ある年配の人は「この年になってこれをやっているなんて・・・」とも言っておりました。
昨年一通りやっておりますので、だいたいの手順はわかっております。道祖神の前の畑の雪をかいて場所を作り、集まった茅や松やしめ縄、だるま等をやぐらに組んでいきます。
大人が寄ってたかれば大したことはありません。すぐ出来ます。
この後当番のお宅で、お清めを一杯(しこたま)いただいて、薄暗くなった午後5時頃からいよいよ始まります。


(隣りのそれは杉林の中、火事にならないか何だか心配)


まずはお隣のどんど焼きを遠巻きに見物。なぜか近くでは眺めません。
その後、いよいよこちらのやぐらに火をつけます。
火はまず手に持った麻ガラを束ねたものに火をつけ、それをやぐらの中に突っ込みます。


(麻ガラはこんなところでも大切な素材)


(一気に燃え上がります)


するとしばらくして火は、やぐらを覆うように一気に燃え広がります。
このころ、隣りの火は下火となり今度はこちらの様子をやはり遠巻きに見物しています。
子供達は麻ガラの先につけた書き初めを火にかざします。寄り高く舞い上がれば字が上達(転じて勉強が出来る)するということ。
一生懸命かざしても今年は高く舞い上がることはなかったようで・・・。
下火となったところで、お餅を焼くと風邪を引かない(病気にならない)といわれていますが、今年のお餅をそれ用に残すのを忘れてしまったため出来ませんでした。残念。
そういえば、自前のしめ縄も準備できないまま正月になってしまったので、正月飾りもたき上げることが出来ず・・・。
ん〜。
今年も一年どうか無事に過ごせますように。
来年こそはしっかり準備して正月を迎え、どんど焼きに備えようと、早くも来年に思いを馳せるのでした。