May 22, 2010

このごろの草事情


畑に豆を蒔きました。
ソノマノの畑は自然農。いわゆる雑草も構成要素の一つです。これが生えていなければ成り立ちません。
しかし、どんな草が生えていてもいいというものではありません。
扱いの易い、作物の邪魔になりにくい草々に生えてもらいたいというもの。
よって、草の構成や種類が大切です。
小さな畑ですが、今年で三年目。草々の変遷も気にかかります。
一年目はとにかく開墾。二年目、この時期はヒメオドリコソウが増え、オドリコソウも増えてきました。
これらは、扱いが易く大歓迎です。


(後の白い花がオドリコソウ、
紫のグラデーションがきれいなヒメオドリコソウ)


(笠をかぶった踊り子が輪になって
踊っている様子に見えるからだそうです
蜜がよくでて、子供に人気)


ことしは、それらがさらに増え、オドリコソウが勢力を伸ばしてきたかなという感じです。
ことしの傾向としてグッと勢力を伸ばしつつあるのがカキドオシ。
人の意図しないところで草々の勢力争い。結構楽しめます。



ところで、この中で一番扱いやすいのがヒメオドリコソウ。これは、外来種だそうで、その昔はこの地にも生えていなかったそうです。
オドリコソウは在来種。やや背が伸びるので場合によってはちょっと困り者。しかし、これ、食べられるんです。
おひたしでも、汁の具でもOK。香りがあり山菜のようです。
実はこの草、東京都では絶滅危惧種だそうです。確かに東京ではもちろん、愛知でも見たことありません。そう思うと、それを食べるなんて・・・。
今年なぜか目に付くカキドオシ。実はこの草、別名カントリソウ(疳取草)ともいうそうで、子供の疳の薬となったり、最近では糖尿病の薬にもなるようです。
しかし薬としての効用もさることながら、この草、いい香りがするんです。(まさ)には少々きつすぎる所もありますが、ハーブティーにしても楽しめそうな。さっそく、干してみます。

思わぬ草も生えていました。コリアンダーとニンニク。オドリコソウの茂みの中にはえていて今まで気がつきませんでした。
コリアンダーは、最初の年にこのあたりで作ったことがありますが、昨年は気がつきませんでした。一説によると(?)コリアンダーは多年草だといいますが、いままで、この様に生えてきたことは一度もなく疑っていましたが、鬼無里のある土地では雑草化(?)しているところもあり、よく分らなかったのですが、やっぱりそうだったということでしょう。このど根性コリアンダー。数株あります。増やしていこう。
ところでニンニクは。一度も蒔いたこともないところからなので???。おそらく、台所の野菜くずを畑にまいたときに、わずかなニンニクの芽から根づき、成長に至ったのでは。と思われます。これもなかなかど根性。収穫が楽しみです。


(コリアンダーて南の地の植物だと思ってました)



(小豆を蒔いた畑)


PS
コリアンダーは二年草だそうです。でも、作ったのは一昨年・・・?