May 03, 2010

苗代づくり(2)


いまだかつてないほど奇麗に耕した苗代用の畝。
ここに種籾を蒔いていきます。
全体にまんべんなく蒔き終わると、今度は土を薄く被せます。
これは、しなくてもいいともいわれますが薄く被せることに。
畑の土をそのままでは荒いので、フルイで細かい土のみをうっすら振り撒きました。


(左が土を被せた後)


(種籾の状態)


ここに、稲藁をしっかり被せ・・・



さらに、保温用にビニールをかけました。



ビニールを使うのは抵抗がありますが、この時期の育苗にはどうしてもかかせません。遅霜も怖いですし。
温度が上がり過ぎないように日々の管理はかかせません。
苗が大きくなればこれもトンネル状にするつもりです。

づくなし農法、これでうまく出来るか。楽しみです。

苗代づくり(1)


春も深まり今日は初の夏日。

やっとできました。苗代。
ソノマノの苗代は畑苗代。
畑の一部を苗代にします。
実は前年は農協から苗を買っていました。
それは確実でお手軽ですが、それでは面白くありません。だいたい課程でどんな農薬や化学肥料を使っているか分かりません。それに値段もばかになりません。3畝の田んぼに5、6千円もかかります。

鬼無里に来るまでは、水稲の苗代は田んぼに水を張って作るのが当たり前だと思っていたのですが、陸で作る方法があるのをたまたま目の当たりにしたのです。(といっても鬼無里でこの方法で作っている農家はほかでは見たことありません たまたまお隣がこの方法で予備用の苗を作っていたのです)
これなら、自分でも出来るかも。育苗は温度管理が大切。遠くの田んぼで作るわけにはいかないのです。
そこで3日前、近くの畑の一部を苗代とすることに決め、きめ細かく耕しそこに用意した種籾を蒔こうとして発覚!!!
用意した種籾は「ひとめぼれ」。この品種は発芽性が悪く蒔く前に灌水し、一日の平均水温のトータルが100度にならなければうまくないようなのです。
近所では苗代は既に2週間ほど前に作っています。室温では一日の平均水温が15度でも一週間ほどかかります。これでは・・・とあせりましたが、30度をキープすればほぼ3日。この位ならいける!
タッパーに種籾を入れ、パン用のホイロで温めると言う案もありましたが、それごときに電気エネルギーはもったいない。そこで、日中は外(日光)で温め、夜はいまだ活躍中の豆炭炬燵に入れることでほぼ30度前後をキープ出来ました。
二日ほど経つと種籾に小さな変化。かわいい芽がでてきました。
で、いよいよ今日が三日目。
大きく伸びた芽は大きなもので4,5ミリほどまで成長しています。

調べてみると、畑などで作る陸苗代の苗は丈夫なのだそうです。期待出来そうです。


(推定樹齢200年の桜 七分咲き
今年は奇麗に咲いています)


春真っ盛り


ゴールデンウィークに入り、鬼無里の人口が増えています。
春祭のシーズンで、あちこちで囃子の音が聞こえてきます。
きなさでもちょっと前に咲きだした桜が、ぽつぽつと満開に近い咲き具合になってきました。
鬼無里では桜並木がありません。
ところどころに桜が植えられていてぽつぽつとお花見ができます。
ほとんど人に見られないだろうなという所でもしっかり咲いていて車を降りてしばし花見。



この時期に梅も咲きます。チューリップも咲きます。
一気に季節は春になり、夏になっていきます。
ゴールデンウィークはその転換期。
これが終わると、田んぼや畑も大忙しです。


昨日は21度まで気温が上がりました。
でも、朝晩は結構冷えるのでストーブや炬燵はしまえません。