August 14, 2010

無言館


 戦没画学生慰霊美術館「無言館」
 長野県上田市、まわりを山々に囲まれた塩田平と呼ばれる田園地帯の
 丘陵地の頂に、浅間山を背景にし、中世のヨーロッパの僧院を思わせ
 る建物のなかに、太平洋戦争で志半ばで戦地に散った画学生30余名
 300余点の遺作、遺品が展示されている

こんな美術館へ行ってきました。
奇しくも終戦の日の前日。
「絵を描き続けたい」こんな志も戦争は奪ってしまった。
生き続けていれば偉大な芸術家になっていただろう才能の持ち主もいただろう。この世を去った若者たちの無念の思いは計り知れない。
出征の前日に徹夜で自画像(彫刻)を作り上げ、それを当日の朝、妹に渡し、「これだけが私だ」と言い残して、私財はすべて引き払い、戦地へ旅立った若者の話が心から離れない。


(裏返しのキャンバスが入り口に・・・)


(無念の筆々が慰霊碑になっている)