April 22, 2008

鬼無里一番パン

22日早朝気温5℃。

昨日、今まで使っていたオーブン用の石窯セットを修復し設置しました。
業務用コンベックオーブンを天然酵母パンの焼ける「石窯」(風?)にするものですが、これはピザストーンを利用して組み立てたものです。本来ここでやりたい「石窯」はまだちょっと時間がかかりそうなので、こちらで焼いてみることに。
痛んでいた箇所や強度の不十分な箇所を修復補強し取りあえず使えるようになり、夕方から早速焼きにはいりました。
出来栄えは・・・・まずまず!
長野鬼無里一番パンはうまく出来ました。
家の片づけもそこそこのまま、家の使い勝手もいまいちなので、これを改善しながら連休明けぐらいから徐々に焼きを増やしていきたいと思います。

こちらでは行く先々で「パン屋をやります」と言うと非常に興味を持ってくれます。郵便局や農協、ガソリンスタンドや市街の銀行の窓口でも。で、「木工やります、デザインもやります」と言ってもほとんどそれで終わり・・・。
何となく分かる気もしますが。頑張ります。

突然ですが、今週末長野安曇野において石窯を古くから使っている「シャロムヒュッテ」に視察に行くことに。
パン焼き用の石窯としての特徴や注意点など確認しに行ってきます。



April 17, 2008

やはり石積み

このところ、日中の暖かさはかなりのもので市街では桜が満開の様です。
しかし、ここでは蕾はまだまだ小さいです。

パン用の石窯は出来るだけ地元の材料でできないか、と、思っております。
日本にはパンなどを焼く石窯の文化はもともとありません。しかし、別の用途で石窯は作られておりました。炭や陶芸です。ここは陶芸は行われておりませんので、炭焼きの窯を応用できないかと思っておりました。
以前インターネットで鬼無里の炭焼きの最後の重鎮が亡くなった、という記事を読んだことがあり鬼無里にはもう炭焼き人はいないものと思っておりましたが、近所の人の話で一人いらっしゃることが分かり早速工房を訪ねさせていただきました。
7キロ程離れた反対側の山奥にその工房はありました。
モクモクと青白い煙が出ていかにも炭焼き小屋の風情があります。
ちょうど窯の口を開けて最後の仕上げのタイミングで、何とも言えない神秘的なオレンジ色の世界を垣間見ることが出来ました。工房主の風間さんは気さくな方で初めてお会いしたにも関わらず、いろいろ質問にも答えていただき大変参考になりました。有難うございます。
石積みは経験済み(?)と言うことで何とかなるかな・・・。




(この美しさは画像では・・・)