July 31, 2010

がんばれジャガイモ!


7月も終わり。
明日からいよいよ8月です。
ライ麦はうまく収穫出来ました。
ニンニクも問題く収穫出来ました。
昨年までこの時期収穫出来ていたのがジャガイモ。
ところが、今年のジャガイモには収穫時期ではなく、危機が迫っています。
青々した葉が茂り終わり枯れ始めて収穫と相成るはずが、青々と茂ることが出来なかったのです。
よって今掘ってもナリは???期待出来ません。
原因はテントウムシ。
霜が降りるかもという時に気をもんでまいた種芋ですがその後順調に育っていたのが、ある時から虫に食われ出し、そのうち負けないで大きくなるだろうとたかをくくっていたのですが、気が付くと蔓延していてあれよあれよという間に食べ尽くされて、成長が止まるどころか枯れ出して・・・。
そのとき、テントウムシが葉を食べているのには気が付いていたのだけどこれほどになるとは思わず・・・。
かといって放っておくワケにもいかないのでとにかく手で取り始めました。
最初に集めた時200匹以上はいたのではないでしょうか。
その後毎朝夕取ることにして、しばらく100匹近く毎回取っていたのですが始めて数日でやっと二桁取れないようになってきました。
が、ジャガイモは大丈夫でしょうか?背丈も小さく枯れ草色でとても立派なジャガイモが出来ているようには思えません。
しかしよく見るとケナゲにも新たに新芽を出し始めたものもで始めて・・・。


(とても畑のようには見えません)


この畑、昨年は大豆を蒔いて同じく小さな黄金虫?にやられ出したのですが、スパルタ式にほとんど何もせずいたら何とか持ち直したところ。
今回も同様に何とかなるか・・・と思ったのだけど、ダメでした。
どうせ手間をかけるのならもっと早く、被害の小さい時にやれば良かった。
テントウムシのイメージもありあまく見ていました。今後、テントウムシには気をつけます。
ちなみに今回被害をもたらしたテントウムシは、
「オオニジュウヤホシテントウ」や「ルイヨウマダラテントウ」。
これらはにっくき害虫ですが、人気者の「ナナホシテントウ」は益虫です。
テントウムシの名誉のために念のため。

小さな黄金虫?もそうでしたが、このテントウムシもおなじ手段で身を守ろうとします。自分に危機が近づくのが分かるとコロンと転げ落ちるのです。地面まで転げ落ちられると探すのが面倒。そうなる前に捕まえるにはチョットしたコツが要ります。たまに人が近づく気配だけで危険を察知し、ころげ落ちようとする憎たらしいヤツもいます。そんなDNAを持ったヤツは逃すワケにはいきません。文字通り草の根分けても探し出します。


(コヤツはあなどれません
幼虫から葉を食べ成虫になっても食い尽くします
別名「テントウムシダマシ」ともいうらしい)


というわけで、毎年このジャガイモ(アンデス)で「ジャガ胡椒」パンを作っていたのだけど、ことしは遅れて出来るかなぁ・・・。
昨年はこの時期に二度蒔きしたこともありましたが、発芽も悪く、収穫時期の前に霜にやられて種芋分の収穫にもなりませんでした。チョット前に土間に忘れられていた種芋が少しあったので、別のところに蒔いておいたのですがそれもうまく出来ればいいのだけど。
がんばれジャガイモ!

July 23, 2010

稲の受難(2)農薬まいた?


第二田んぼと隅っこを間借りている小さな田んぼが相次いでいもち病にかかってしまいました。

 


気が付いて数日のうちにアレヨアレヨと拡大し・・・
昨年も第一田んぼでかかりましたが、もう少し遅い時期。
今年は、穂もでる前でこれでは収穫は期待出来ません。
手をこまねいているわけにもいかないので対策を調べてみました。
結果、いわゆる農薬以外これといった対処はなさそうです。
農薬は絶対使わない。これがソノマノのポリシーの一つです。
これ以外に手が無いのならお手上げです。枯れゆく稲をジッと見守るか、思い気って刈り取ってしまうか・・・。

が・・・! 唯一希望の光となりそうなのが酢の散布。
「玄米酢」や「木酢」を100倍から300倍に水で薄めて1反に100リットルを噴霧するというもの。
そもそもこれは予防策らしいのですが、場合によって進行が止まる事例もあるようです。
これなら、あまりコストもかからず簡単そうです。
これでいもち病が収まれば言うことはありません。

玄米酢は手に入り難いので普通の米酢を用意。木酢酢は鬼無里の炭焼師の風間さんに分けてもらいました。
第二田んぼと間借り田んぼには「酢」を。
第一田んぼにはまだいもちはさほど出ていませんでしたが、「木酢」をそれぞれまきました。



なんとか収まってもらいたいものです。
また、一週間後位を目処にまく予定です。

July 20, 2010

稲の受難(1)


このところ時間を作っては田んぼの雑草取りに行きます。
第一田んぼはとにかくひどい。
特に今年は不耕起なので、田植えのの時から雑草がでていたのです。
米ぬかもまいては見たのですが昨年のようには全く効かず。
当たり前といえば当たり前ですが・・・これが結構大変で・・・。
田植の方がまだましです。
とにかく背筋と太ももには結構キマス。そして、炎天下。
ちょっとしたエクササイズですね。


(これでいかにすごいかわかると思います)


そのせいかどうかはわかりませんが、この田んぼの稲は成長が遅い!
そしてバラつきがあります。
田植えが遅れて、植える前に苗の元気がなくなっていたというのもあると思いますが・・・。
なかなか簡単には作らせてもらえません。

July 15, 2010

ライ麦刈り


梅雨もそろそろ終わり頃。
ライ麦が待ちきれずに刈られるのを待っています。


(2日にくびったライ麦 すっかり色づきました)


本当は梅雨明けまでと思っていたのですが、カビもチラホラでてきたので晴れ間をぬっての麦刈りです。
束ごと刈っていくだけなのでさほど時間はかかりません。
刈った束はまとめて立てて、雨よけのビニールをかけられるようにしてさらに天日干し。梅雨が明ければしばらくで脱穀出来るでしょう。


(これだけ採れました 集めてしまえばこんなものです)


(これで、雨も安心)


(ここは、バラ蒔きしたところ 凄い草です
しかし草と支え合い最後まで倒れませんでした)


条蒔きとバラ蒔きを試していましたが、昨年同様バラ蒔きの方が倒伏には強かった。しかし、刈り取りの際どうしても草が混ざってしまうのでこれを除くのが面倒で・・・。
成長も若干遅く梅雨明け後の刈り取りでも大丈夫そうだったのはいいのだけど、少し穂が小さめのようで。
やはり、管理しやすい条蒔きがいいようです。


午後から大出さんの畑のライ麦刈りです。


(こちらも同じくいい塩梅)


こちらは刈った後それを一輪車で坂道を下ろさなければならなかったのでチョット大変でした。でも、いい軒先があるのでこちらも雨の心配ありません。


(刈った後の麦わらの残り
ライ麦はチョット緑色も残っていて、これはこれでなんだかきれいです)


昨年よりはチョット早い刈り取りでした。
今年も自家製ライ麦を使ったパンが出来るのが楽しみです。

July 08, 2010

草の田んぼ


昨年も作った第一田んぼ。
遠いのでなかなかちょこちょこと行くことが出来ずチョット日が空くとすぐ草だらけになります。


(とにかくひどい・・)


今度は草に加えて浮き草まで。とにかく田んぼに入って草や浮き草を出来るだけ取ります。でも一人ではどうしても限界が・・・。
完全に取り除くのは不可能です。
稲の生育もさっぱりで、順調な第二田んぼとは正反対で手がかかります。どうなることか。
田んぼの不耕起は無理があるのか・・・。こんな苦労するなら耕した方がずっと楽かもしれません。


(せいぜいやってこんなもんです)


浮き草は水温が低いところに出来るそうです。常に山の流水が入っていてはいけません。でも、干上がっても他の草の勢力が増します。とはいっても、毎日様子を見に来るワケにも行きません。それには少し遠過ぎます。
それで水位を一定に保ち、なおかつ出来るだけ水が流入しない工夫をしました。



センゲ(水の流れ)からパイプを通って入る水はいったん溜まりに入ります。AとBはほぼ同じ高さです。田んぼの水位がCに達していなければ田んぼに入り、達していれば水路に逃げるようになります。
本当はもっと細かい調整をするものなのかも知れませんが、干上がったり、常に流水が入り続けるワケではないのでチョイと一安心。
実はこの工夫、第二田んぼで実践済。(もうチョット複雑だけど)
なにはともあれ、草が生えても稲が元気になってくれることを願うばかり。