May 17, 2009

善光寺御開帳!

御開帳中の善光寺へいってきました。
何といっても7年に一度しか無いありがた〜い御利益です。
ここにいて行かない手はありません。とはいえ人ごみや延々と並ぶのは大の苦手。
ゴールデンウィーク中はなんと200万人が訪れたというところ。
200万人、いやもちろん今やそれ以上の人びとが訪れるのは、広大な敷地のアミューズメントパークや町中で行われるお祭りではありません。訪れる人びとの最大の目的はただ一つ。
善光寺に期間中建つ一本の「回向柱(えこうばしら)」ただ一点。
何百万人の人びとが日本中からこの一点をめがけてやって来るのです。
鬼無里のお隣り小川村には本州のヘソといわれる重心地点がありますが、今の日本中の意識の出ベソはまさにここでは。

というわけで、朝5時40分、雨の降る中出発です。
6時半には着いてはいたのですが既に人びとは集っていました。

(最後尾に並ぶ 先に見えるのが回向柱)

でも、何時間も待つほどではなく、15分程度でしょうか、とうとう「ここ」へたどり着きました。
柱は思ったより太い。材は杉。切り出した地はお隣り小川村。ここでもヘソつながり。

(表          裏
先に結ばれている紐が前立本尊と繋がって)

立派です。
念願叶い、本堂を参拝し、早々に退散。

ふところ深い善光寺は行くたびに新たな発見をします。今回の善光寺で発見したもの。

この自動販売機、形はタバコのそれのようですが、実はお守りの販売機。
さすが善光寺。お守り売るにもひと工夫あります。でも・・・買っている人は見ている間誰もいませんでしたが。やっぱりご利益は機械からではちょっと・・・。

【御開帳について】http://www.gokaicho.com/より
七年に一度の盛儀に、前立本尊さまとのありがたい結縁。
善光寺本堂に安置される御本尊一光三尊阿弥陀如来は、白雉5年(654)以来の秘仏。その後、鎌倉時代に御本尊の御身代わりとして前立本尊が造られ、拝されるようになりました。
前立本尊は、ひとつの光背の中央に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩が並ぶ、善光寺独特の一光三尊阿弥陀如来のお姿をされています。普段は御宝庫に安置されていますが、七年に一度の御開帳の時だけ、特別にお姿を拝むことが叶います。
中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸にかわり、白い善の綱として、本堂前の回向柱に結ばれます。その回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じこと。ここにありがたい結縁が生まれ、その功徳ははかりしれません。


ついでに、近くの「釈迦堂」も御開帳だそうでお参りしてきました。


ここには国の重要文化財に指定されている釈迦涅槃像と善光寺七福神である毘沙門天が安置されています。
釈迦涅槃像は、古くから多く造られていますが、彫刻で全長1.66メートルと等身大の大きなものは全国にもほとんどなく、さらに銅像であるものは、この釈迦涅槃像が唯一という貴重なものだそうで。
釈迦涅槃像は、六枚ものふとんの上に気持ち良さそうに寝ています。

ここにも回向柱が建っていて、ん、建っている位置が道路にはみ出しているのですがこれは・・・許認可大丈夫だったのでしょうか。余計な心配をしてしまいます。

柱の割れ目に賽銭をはさむ方がいらっしゃるそうで。確かにありました。

水のあるところ賽銭を入れる風習が日本人とイタリア人にはあると思っていましたが、割れ目に賽銭とは。
そういえば善光寺の回向柱に割れは無かったのですがどうしてだろう??? あんなに太いのに。
Posted by sonomano at 20:53:00 | from category: | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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