June 29, 2009

田んぼの危機

今日、田んぼへ行きました。
2週間ぶりでしょうか。
どうなっているか、多少の草は生えているだろうと思い行ってみると、やはり雑草が生えています。


(浮き草が根を張っています)


が、思ったより少なく今のうちにやっつけておけば後がラク〜♪。くらいの軽い気持ちで作業にかかると・・・ン・・・・?
変な虫がいっぱいついてるぞ?
触るとドロのようなアメーバのような。さらによく見ると葉っぱがかじられて白っぽくなってる部分がかなりあります。
お隣の(さ)さんの田んぼにも同様についています。
ひょっとして緊急事態!?
枯れかかっている稲も。

 


田んぼの持ち主の(まさ)さんに聞いてみると「ドロオエムシ」だと教えてくれました。で、駆除方法は?やっぱり農薬しかないの?
いえいえ、いい方法をおしえてくれました。ホウキではたけばいいそうです。あいにくホウキは持ってきてなかったので、そのへンに生えている大きなヨモギをホウキがわりにはたくと、面白いようにとれていきます。とれた虫は水に落ち、ドロの重みで死んでしまうそうで。
はたきにはたいて無事終了。
その後調べてみると正式には「イネドロオイムシ」だと判明。幼虫がドロを背負う様子からこの名がついたようです。


(きれいになった田んぼ)


先人の知恵は偉大です。


(田んぼ脇に咲いていた「ウツボグサ」)


ドロオイムシについて調べてみました。

ーイネドロオイムシ(イネクビホソハムシ)ー

【形態】
成虫は体長約4〜5?、胸部は細くて黄褐色で全体に輝きのある青藍色で、長径0.8?で黄褐色の卵を数粒まとめて産卵する。幼虫は洋なし型で成熟すると体長約5?いつも自分の糞を背面に背負っているのでこの名前がつけられている。蛹は白い繭の中で体長4?の黄白色をしている。

【生態】
寒冷地型の害虫で、東北地方や北陸では平坦地でも発生するが、本県ではほぼ標高500?以上の山間地域のみに生息している。年1回の発生で成虫越冬し、越冬成虫は5月上旬頃から活動を始める。畦畔の雑草や田植え直後のイネを加害する。越冬成虫の生存期間は長く、7月中旬まで普通にみられる。6月下旬頃には越冬成虫から新成虫まですべての生育ステージがみることができる。

【被害】
成・幼虫ともイネを加害するが、被害がより大きいのは幼虫で、成虫はあまり問題とならない。孵化幼虫によって産卵された株をかすり状に食害するが、その後分散して加害し、被害が著しい場合は、株全体が白っぽくなってしまう。梅雨期が長く、冷涼な夏が続く年は被害が多くなる傾向がある。

 
【防除】
箱施薬剤による防除が確実で、効果も高い。水面施用剤でも防除効果はあるが、手間がかかるし、防除効果も劣る。
被害は山間地域に限定されるため、被害面積は多の害虫に比べあまり大きくないが、山間の水田で集中的に被害がみられるので、常発地帯では発生状況には注意が必要である。

(http://www.pref.aichi.jp/byogaichu/seitaitoboujyo/0-ine/dorooi.htmlより)

ということで、山間地特有の虫で、黒いベトみたいなのはウンチで、季節的にそろそろいなくなるらしい。
でっかいベトをつけた虫は沢山葉を食べたということだな。
くそ!(失礼)
Posted by sonomano at 18:57:53 | from category: | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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