October 26, 2009

おごるな民主党

25日長野市長選挙がありました。
現職が立候補表明し、国政で勢いに乗る民主党も候補者擁立を画策し候補者を一般公募?までしたのですが。
現職はセメント一族。よって、「作り物」が大好きで建築的に趣のある市民会館を老朽化に伴い建て直しするとし、隣にある市庁舎を同様建て直すといいます。
また、チョイと話題の浅川ダムなどその手の話題はつきません。
一方対立候補を擁立する民主としては国政と同じく無駄を省くということで選挙に望むことになり、その事自体ソノマノにとって好ましい思うことではありますが。
それとは別に早くからもう一人立候補者がおり、聞くところによると、かの田中康夫前長野県知事を実現した市民会派が擁立したといいます。

田中康夫前知事の方針は作り物に関しては、今の民主党の方針と多くが合致しているように思えます。その政策のはしりと言える前知事を支えた市民グループの擁立候補となれば当然民主党の擁立候補とも政策的に似たところもでてきます。
民主党も擁立に際して「市民グループの擁立候補」を支援する事も画策したようですが、最終的にお互いに折り合いがつかず物別れに終わりました。民主党はマニフェストの完全順守を望んだのに対しそれを拒まれたからだと聞いております。
そこで引き下がればよかったのですが、なんと公募した多くの中から?、同日行われる補欠議員選挙の立候補予定者を立ててしまいました。正直どういう方かはよく分かりません。
これがどういう結果をもたらすか・・・。

25日に行われた参院補欠選挙では民主全勝とうたわれていますが、各地首長選挙では負けています。長野も同様大差で負けました。よほど投票率が上がらない限りこういう結果になることは分かっています。今回の民主党に限っては可能性は無かったのです。なのに、なぜ・・・。(現職にあいそをつかしている まさ)

記事

<長野市長に鷲沢氏(68)3選 新人の高野氏651票及ばず> 信濃毎日新聞10月26日(月)

 任期満了に伴う長野市長選は25日投開票され、現職の鷲沢正一氏(68)=無所属、上松=が5万8379票を獲得、ともに新人で、5万7728票の元外資系ホテル日本支社長の高野登氏(56)=戸隠豊岡、3万1184票の民主党が推薦した元県商工参事の小林計正氏(61)=入山=の無所属2人を破り、3選を果たした。鷲沢氏と高野氏とは651票差の大接戦だった。投票率は48・82%で、過去最低だった2005年前回選の36・96%を11・86ポイント上回った。

 現新の三つどもえとなった選挙戦は、8月の衆院選と、国政での政権交代の影響も注目された。政党とは一線を画し「市民党」を掲げた鷲沢氏が当選した一方で、民主党県連が市政転換を訴えて擁立した小林氏は最下位に終わり、地方での足場づくりを目指した党県連は今後、求心力の低下を余儀なくされそうだ。

 鷲沢氏は、市議会6月定例会で出馬表明。議会最大会派の新友会や公明党市議団の推薦を受けたほか、複数の自民党県議も個人の立場で支援に回った。約200の企業・団体から推薦を取り付け、市内30地区ごとに後援会支部を設けるなど組織力や知名度を生かして先行した。

 選挙戦では、健全財政維持や中心市街地活性化など2期8年の実績を強調。公共交通網の再生や中山間地の活性化などを訴えて05年に編入合併した旧町村部にも浸透し、猛追する高野氏を辛くも振り切った。

 高野氏は、田中康夫前知事の元支援者ら、現市政に批判的な市民有志の要請を受けて立候補。共産党長水地区委員会などでつくる「市民が主人公の長野市政をつくるみんなの会」も支援した。現市政が検討する市民会館建て替えの白紙化など、市政の転換を強調。草の根型の運動で急速に追い上げたが、小林氏との間で現職批判票が割れたことも響いて及ばなかった。

 小林氏は、国政と市政との連携を打ち出し、民主党の篠原孝氏(衆院1区)らが全面支援した。だが、党県連が当初、高野氏の擁立を検討するなど候補者選びをめぐって迷走したことや、出馬表明が10月7日と出遅れたことなどから、衆院選で広がった党への期待感を生かせなかった。

 【長野市長選の出口調査から】 信濃毎日新聞社は25日投開票の長野市長選で有権者2000人を対象に出口調査を行った。日ごろの支持政党別では、現職の鷲沢正一氏が、自民党支持層の81%、公明党支持層の87%をまとめただけでなく、「支持政党なし」の40%、民主党支持層の20%にも浸透。全体で高野登氏、小林計正氏を上回る支持を集めた。

 全体の38%を占め、最も多かったのは民主党支持層だった。そのうち、同党推薦の小林氏に投票した人は36%にとどまり、高野氏が44%でトップ。新人2氏が同党支持層の得票を分け合う格好になった。全体の21%だった自民支持層では鷲沢氏が新人2氏を大きく引き離し、高野氏は12%、小林氏は7%。共産党、社民党支持層はともに高野氏の得票が最多だった。

 一方、全体の26%に上った「支持政党なし」の有権者の支持割合は、高野氏が48%でトップ。鷲沢氏が2番手につけ、小林氏は12%だった。

 最も重視した投票基準は「公約・政策」が31%で最多。そのうち高野氏を支持した人が50%で、小林氏は28%、鷲沢氏は22%だった。「実績・経験」を挙げた人は全体の28%。2期8年市長を務める鷲沢氏への支持が85%に達し、高野氏は11%、小林氏は4%だった。

 このほかの投票基準では「人柄」「年齢」などを基準に投票した人で高野氏の支持が最多。「政党や団体の推薦・支援」は小林氏が55%で最も多かった。

 年代別の支持では、60代〜70代以上で鷲沢氏がトップ。20代は鷲沢、高野両氏が並び、30代〜50代は高野氏がリードした。性別では鷲沢、高野両氏は女性からの支持が男性を上回り、小林氏は男性の方が多かった。

 地区別で見ると、鷲沢氏は2005年1月の合併前の旧長野市域で約4割の支持を集め、旧豊野町が60%、旧鬼無里村でも53%。高野氏は出身の旧戸隠村で65%を集め、トップだった。

 信濃毎日新聞社は25日の出口調査とは別に、19〜24日に期日前投票を済ませた有権者1860人を対象に出口調査も実施した。

http://www.shinmai.co.jp/news/20091026/KT091023ATI090025000022.htm
Posted by sonomano at 09:01:14 | from category: | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks
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