April 14, 2010
麹作り(そのニ)
もう一度湯気が上がったころを見計らい、セイロを下ろします。
すかさずこれを、あらかじめ用意していた大きなテーブルの上のムシロ(畳表)の上に均一に広げ扇風機で冷まします。お米はかなり固めにふかし上がっていますが、食べると、炊き込むのとは違い香りが濃厚。うまい。
(美味しいごはんの香りが部屋一杯に)
それからが大変、一連の作業のメインイベント。
洗面器一杯とったふかし上がったお米に種麹をシッカリ混ぜ込み、(ごはんに緑色と言うよりはカビ色?のきな粉をまぶしているよう)さらに、これを畳み一畳程に広げられたお米の上にまんべんなくふりかけます。
そしてこれを下に敷いたムシロにこすり付けなくてはなりません。それも冷めないうちに。
これは、お米の表面にキズをつけ麹が繁殖しやすくするためだそうです。
今までお茶をすすりながらのんびり作業をしていたのですが、今時ばかりは手が動きます。とにかく時間との戦い。初めての作業な上に、急ぎながらのこと。悪戦苦闘、七転八倒、○×△・・・。
良いのか悪いのか、とにかく終わりました。
今度はこれを専用ホイロに入れます。
今度はぱらぱらとほぐしながら。
ホイロの構造はいたって簡単。底に水を張るバットがあり、その中のヒーターが温度をコントロールします。ファンがついていて庫内の温度を均一にするようです。
温度は36度くらい。ほんと人肌です。
これに入れること約二日間。途中一日経ったところで一度切り返します。
さあ、上手く出来るかどうかはこの機械にかかっています。どうなりますか、乞うご期待。
(これが肝心の専用ホイロ)
いずれはこのような大げさな機械も使わずに出来るようになればいいのだけど。
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